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林檎4 ページ5

「うっわぁ…何にも見えない」


これは思っていた以上に怖い


加えてきっと今、私は異能力が使えない状況…




―――異能力 ”間憂の扉”―――


試しにいつもの調子で異能力を発動させようとするが、黒い空洞はどこにも見当たらず、私の声が静寂と化した街中に響いただけだった




「チッ…私の異能力ちゃんはどこかなぁ」




その瞬間、何もない空間から車が飛び出してきた





「おっとぉ…ようやく出てきてくれたねェ…」



車が飛び出してきた方向を見ると、碧緑色に発光した、私によく似た人間の様な形をしている分離した異能力が居た



額には深紅色の宝石





分離した私の異能は背後から黒い空洞を出す



電車、車、道路標示、信号

街中にあったのであろうものが空洞の中から飛び出し、私を容赦なく襲う





「っっ…!!私の異能の癖に……生意気!!!!」



足元に落ちていた鉄パイプを投げるが空洞に吸い込まれてしまう



ガッ!!!



「いっっっ…!!!」



先程投げた鉄パイプを背後にワープさせ、私の横腹をかすめる




碧緑色の異能力は空間操作を使い、ビルの上まで、移動した




そうだ、それでいい…



私は横腹を抑え、ゆらりと立ち上がる




早々に決着を付けたいのだろうか…今までで一番大きな空洞を作り出し、大型トラックを飛ばしてくる




「わぁお、随分と大胆だねェ…」


さすがにこれはよけきれず、腕でガードしたものの、背後に吹き飛ばされる






「っ!?!?Aさん!?!?」

「いってて…あれ、敦君、鏡花ちゃん…やつがれくんも?」

「A、貴様もここにいたか…」

「ポートマフィアの…参謀長」

「鏡花ちゃん私の事しってるの??」

「巷では有名」

「わぁうれしい((」

「なんでAさんも…」

「ん〜??私の異能力ちゃんにコテンパンにやられちゃって…」




そんなことを呑気に言っていたら、前方からは羅生門、左右からは白虎と夜叉白雪、後方からは…



分離した私の異能力




すると突然、白虎が羅生門をおそい、夜叉白雪が鏡花ちゃんに攻撃を仕掛けた


碧緑色のこいつは…



なぜ攻撃してこない?

なるほど、体力の温存ってわけだ



「上等…」

「近くに!マフィアの上層部だけが使える秘密通路があるはず!!」

「チッ…来い人虎、A」

「おい!!」

「行って!!必ず行く!」

「敦君早く!!」

「っ…わかった」

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ホウ酸(プロフ) - アイザックさん» おっとティッシュどうぞ((((青の時代はいいですよ← (2020年5月25日 9時) (レス) id: d043e2c381 (このIDを非表示/違反報告)
アイザック - 作中に恋人繋ぎのシーンも......wwあっら鼻血が← (2020年5月25日 7時) (レス) id: cb0f0ed2ac (このIDを非表示/違反報告)
ホウ酸(プロフ) - 柊苺さん» いやもうほんとですよ、文ストの公式わかってますね((何がとは言わない( ˙-˙ ) (2020年5月19日 14時) (レス) id: d043e2c381 (このIDを非表示/違反報告)
柊苺(プロフ) - ホウ酸さん» ねぇ、奥さん見ました?汚濁解除する時頬に手を添えたんだですよ…(((あれはもう。公式やっちゃっいましたね(?) (2020年5月19日 14時) (レス) id: 30ac6fcd11 (このIDを非表示/違反報告)
ホウ酸(プロフ) - 柊苺さん» ねぇ....奥さん、しかも太宰さんが頭押さえつけたんですよ??(((どこにとは言わない、真面目に発狂しましたね (2020年5月19日 14時) (レス) id: d043e2c381 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ホウ酸 | 作成日時:2020年5月13日 21時

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