身長が低くても！マフィアでも！！愛すべし！！！！【中原中也】

推し2 ページ3

「で？手前は誰だ？？刺客か？」

「滅相もございません、ただのしがない大学生でございます」

「じゃあなんで俺の家の鍵持ってんだよ」

「いや、私自分の家の扉を開けたんですが？」

「あ？」

「なんでもございません」






幸せ


過去イチで怖いし殺されそうだけど、今まで一番幸せだからもうどうでもいいわ






だが私は一つだけ確かめたいことがある




「あの〜…」

「なんだよ」



正座をした私を上から見下ろすように睨む我が天使




「これ、絶対に夢だと思うので、ちょっと一発本気で殴ってくれません？？」

「お前正気か？」



んんん！！辛辣！！でもそんな君も好き




すると中也ちゃんはよっこいせと私の目の前にしゃがみ込み私と目線を合わせる




やばい、破壊力ぱない、死んでもいい、もはやもう死んでいるのでは？？






「おらよ」

「いっっっっっってぇえ！！！！大丈夫！？！？私の頭骨割れてない！？！？」

「ひびすら入ってねぇよ安心しろ」

「痛い…ってことは…」

「夢じゃねェってことだな」




ていうかさりげなく殴らずにデコピンにしてくれたのめっちゃ惚れる


くっそ痛かったけど







「で？結局お前何モンだ？」

「こんなこと言っても絶対に信じてもらえないと思うんですけど…」

「まあ言ってみろや」



マジ優しい


なんでこの人マフィアしてんだろう((






「たぶん私、この世界の人じゃないです」




「あ〜なんだ、さっきのデコピンやっぱり悪ぃとこに当たっちまったか？？」

「いや、頭は至って正常です」

「そ…そうか、っていうわけねェだろ阿呆か手前は」

「阿呆じゃないですよ！！信じてもらえないかもって言ったじゃないですか！！」

「そこまで斜め上な回答が帰って来るとは思わなかったんだよ！！」

「そもそも！私の家は東京にあったんです、ここはヨコハマでしょう？」

「東京だぁ？」

「そうですよ、それに…この世界は私の知っている中では、本の中の世界です」





「一寸待て」

「待ちます」

「手前が言うには、俺らは本の中の住民で、手前はここの世界になんらかの原因によって迷い込んじまったってことであってるか？」

「その通りです、さすが中也ちゃん！！」

「あ？」

「すみません、なんでもありません」





やっべええ



ついいつもの癖で中也ちゃんって呼んじまったずらあああ((



何て呼べばいいんだ？？中原さんか？もういっそ呼び捨てで…





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