番外編 コーヒーと蜂蜜 ページ27
(甘々注意！！)
「A」
「なーに？」
ベッドに寝転がり、名前を呼んでくるイソップに間の抜けた返事を返す
だがいくら待っても話出さないので不思議に思い顔を上げると
マスクを外したイソップと目が合った
「なに？」
綺麗な顔
そう思いながらもう一度きくと、彼はのそのそとこっちへよってくる
「なんだよー。どうしたの？」
珍しく甘えたさんか？と笑いながら頭を撫でてやる
すると、イソップはその手をそっとつかみ、顔をゆっくり近づけてくる
どんどんどんどん近づいてくる
あの灰色の目に吸い込まれそうになったので、思わずぎゅっと目をつぶると
ﾁｭｯ
軽やかなリップ音と共に、唇に少しかさついた柔らかい感触を感じた
「ん....甘いですね...」
そんな呑気なことを言いながらイソップは私の顔を覗き込む
「A？」
「な...な....な！？！？///」
「言葉出てませんよ？」
「何してくれちゃってんのさ！！///」
「真っ赤ですね」
「うるさい！！」
キ....キスされた
ファーストだったのに
「嫌だった？」
「いや....じゃないけど...」
「じゃあもう1回」
そう言ってグイグイ迫ってくるイソップ
唐突なキスに私はもうオーバーヒート済みなのに、まだやるのかこの男は
「A」
「んっ...」
ぼふっとキスをされながらベッドに押しだおされる
さっきとは違う
触れるだけじゃなくて、もっと甘くて、とろけてしまいそうなキス
「ふっ....んっ.....」
酸素が入ってこなくて、頭がクラクラする
その間にもイソップは深く、角度を変えて何度も己の唇を当ててくる
随分と長い時間だったように感じられる
互いの唇が離れたとき、彼は私の首に顔をうずめる
息がかかってくすぐったい
「ふふっ。くすぐったいよ」
ファーストキスはレモンの味なんて言われてるけど、彼の場合はビターなコーヒーの味だ
少し苦いが、それが丁度いい
彼と私の関係はこれくらいが丁度いい
もう少しわがままを言うとしたら、スティックシュガーをあと2、3本入れてもいいだろう
イソップside
彼女とのキスは甘くて、蜂蜜のような味がした
とても美味しそうで、食べてしまいたくなるけど、僕には少し甘すぎる
もう少し苦くて甘い、贅沢な味でもいいのに...
じゃないと僕が、彼女のせいで甘くとろけてしまうかもしれないじゃないか
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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ホウ酸(プロフ) - イヴさん» あぁ...それもいいシチュですね....それいつか書くかも知れません()コメントありがとうございます！！ (2020年7月30日 6時) (
レス) id: d043e2c381 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ(プロフ) - イソップくん酔い方かわゆ...あわよくば夢主ちゃんが酔って照れるイソップくんも見たかった... (2020年7月29日 9時) (レス) id: e486ddb9ac (このIDを非表示/違反報告)
ホウ酸(プロフ) - 。さん» そんなふうに言っていただけるなんて目からひじき飛び出ました(?)ありがとうございます！！今は別作の方を更新しているのですが元気出ました！！頑張ります！！！！ (2020年4月15日 14時) (レス) id: d043e2c381 (このIDを非表示/違反報告)
。(プロフ) - コメント失礼します。最初から最後までドキドキが止まりませんでした！そして関係図での画力に驚きです！画力もあるなんて…！お気に入り作者失礼します！これからも応援してます！素敵な作品をありがとうございました！ (2020年4月15日 13時) (レス) id: 670de1abda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ホウ酸 | 作成日時：2020年3月24日 21時
