第12話 ページ13
「っっ...！なに.....これ....」
リッパーはしまったという顔をして、瞬間移動でカーペットへととぶ
イライさんとナワーブがいたようで
「ハンターが近くにいる！」といって先に出てしまった
「お疲れ様です。Aさん」
目の前には綺麗な灰色の目
「......っえ？」
「僕が納棺師だって忘れたんですか？」
「カ....カールさん....？」
「はい」
何を言えばいい、お礼か？お礼を言わなければ、助けてくれたから
「あ....の、ありがとうございましす」
「気にしないでください。あなたを救えてよかったです」
まっすぐ目をみつめられ、堂々とそういう
あれ？カールさんてこんなに....
「あと....あの時はあんなことを言ってしまってすみません」
少し眉を下げて申し訳なさそうに彼は言う
「い....いえ！あれは私が悪かったですし....
あっ！それに納棺してもらったのでもう大丈夫です！もう迷惑かけないので....！」
そう言ってひきつる表情筋をむち打ち、懸命に笑顔をつくる
すると、突然カールさんはぎょっとし、それからあたふたとあわてはじめ、ポケットから白いハンカチを取り出して、私の顔にあてた
「....泣かないでください」
ここで初めて自分が泣いていることに気がついた
なんで、泣いているのだろう
また困らせてしまう
また迷惑をかけてしまう
嫌われるのはやだなぁ...
そんな想いが脳内を駆け巡る
「カールさん.....。私、あなたのことがわかんないです」
震えて、涙声になりながらも言葉を絞り出す
目に熱いものを感じる
もう迷惑かけないっていったばかりなのに、まただ
「....帰りましょうか」
とても優しくて、子供をあやすみたいなカールさんの声が聞こえ、彼の意外に大きく暖かい手を感じながら、私はゲートをくぐった
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 60人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「第五人格」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ホウ酸(プロフ) - イヴさん» あぁ...それもいいシチュですね....それいつか書くかも知れません()コメントありがとうございます！！ (2020年7月30日 6時) (
レス) id: d043e2c381 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ(プロフ) - イソップくん酔い方かわゆ...あわよくば夢主ちゃんが酔って照れるイソップくんも見たかった... (2020年7月29日 9時) (レス) id: e486ddb9ac (このIDを非表示/違反報告)
ホウ酸(プロフ) - 。さん» そんなふうに言っていただけるなんて目からひじき飛び出ました(?)ありがとうございます！！今は別作の方を更新しているのですが元気出ました！！頑張ります！！！！ (2020年4月15日 14時) (レス) id: d043e2c381 (このIDを非表示/違反報告)
。(プロフ) - コメント失礼します。最初から最後までドキドキが止まりませんでした！そして関係図での画力に驚きです！画力もあるなんて…！お気に入り作者失礼します！これからも応援してます！素敵な作品をありがとうございました！ (2020年4月15日 13時) (レス) id: 670de1abda (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ホウ酸 | 作成日時：2020年3月24日 21時
