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推し73 ページ8

だが中也ちゃんはひるまず隙をついて広津さんに再び攻撃を仕掛ける



2人が攻防をしていた時




突如として、紫がかった黒い爆発が起こった




「っ…!!なにっ…???」




すさまじい爆風の中心にいたのは、長く伸びたひげと白髪の年輩者



「先代…」



擂鉢街は再び、爆風に包み込まれた














「やぁ、太宰君、A君」



執務室の重々しいドアを黒服たちに開けてもらい


中に入る




手にはいっぱいの防寒具を抱えて




「待っていたよ…」

「あっ…手前らは!!昨日の自 殺願望と女!!」



女って…もうちょいいい呼び名あっただろうに




「はいはい、元気だねェ…」


治君はとてもめんどくさそうに手をぴらぴら振りながら中也ちゃんにそういう



「蘭堂さん、寒くない?」

「あぁ…A、助かった」



持って来た防寒具を一つ一つ蘭堂さんに付けてあげる


中也ちゃんを異能力で拘束しているから今は身動きが取れないみたいだ




「僕なんか、見ての通り大けがなんだけど…」

「いつもと変わらない??」

「酷くない?A」



少し包帯が増えただけじゃないか、いつも通りだ




「昨日会ったばかりなのに仲がいいねェ…君たち」

「はぁ!?」



その反応すっごいお子ちゃまで大変好み





「さて、昨日の件で中也君と少し話がしたい、外してもらえるかな?蘭堂くん」



森さんがそういう



「首領、それはお勧めできぬこと…この小僧は危険です」

「では考えてみるよ…それより蘭堂君」

「ん?」

「いつもより寒そうだけど…大丈夫??」

「恥を承知で申し上げると…



凍えて死にそうでした、Aが防寒具を着せてくれたので幾分か良くはなりましたが…」




まだ寒いのか


ありったけのカイロ貼ってやった上に、毛布まで持ってきたのに




「寒い?その格好で??」

「下がっていいよ」

「お言葉に甘えて…失礼します」


森さんがそういうと蘭堂さんはかざしていた手を降ろし、異能を解除して退室した





「この時期に寒いわけねぇだろ、ビビってるだけじゃねェのか?」

「あれでもポートマフィアの準幹部にして、優秀な異能力者なのだよ」

「どーだか…」




一人用の赤い王様椅子にどかりと腰かけながら中也ちゃんは不満げにそういう


私は必死にそれを写真に収めたいという衝動を抑える((((




「中也ちゃんもいる?」

「いらねェわ!!気安く名前呼んでんじゃねェよ」



残ったカイロを差し出すとこういわれる

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るま - 凄く面白いので、更新待ってます! (2023年3月24日 14時) (レス) id: dd1d7bc19b (このIDを非表示/違反報告)
奏翔 - 続き気になります、、、更新待ってます。それとも、もうこの作品は更新しないのでしょうか? (2023年3月6日 21時) (レス) @page22 id: 49dd49021f (このIDを非表示/違反報告)
- 続き気になりすぎて夜しか寝れません!!!更新待ってます! (2022年8月17日 17時) (レス) @page22 id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
明理(プロフ) - 絶対完結させるって言ったのに…この…この大ウソつき!(´;ω;`)それでも待ってしまう僕はいるんだよなぁァァァァァァァ!!待ってます! (2022年5月1日 21時) (レス) @page22 id: 0be17a4bd3 (このIDを非表示/違反報告)
えいり - 更新待ってます。中也と夢主の絡みが見てぇ← (2021年7月26日 21時) (レス) id: 74707b6955 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ホウ酸 | 作成日時:2020年5月27日 14時

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