推し75 ページ11
「中也君、取りあえず共同調査を申し出たい、我々が調べた先代復活の噂と、君が追うアラハバキは明らかに同根の事件だ…
情報を分け合うだけで、互いに利ある結果をもたらすと思うのだがね」
「もし断ったら？」
中也ちゃんがそう問うと、森さんは手に持っていた端末を操作した
「おい、中也助けてくれ…そこにいるんだろ、ポートマフィアに捕まっちまった…お前ならなんとかできるだろ！！早く助けてくれっ、いつもみてぇにっ……」
言い終わらないうちに森さんは停止ボタンを押し、音声を止めた
これは以前、川戸工にいた羊の少年たちを捕まえたときに取ったものだ
優しい中也ちゃんなら、これを聞いたら絶対に断れない
「ヨコハマの一等地になわばりを構える反撃主義の組織…だが、銃で武装していても君以外の構成員はただの子供だ
同じリーダーとして心中察するよ…」
白々しくそういう森さん、嫌な人だ
「手前…」
「とまあ…この通りだよ、太宰君、A君
今この部屋で最も強大な暴力を持つのは中也君だろう、だがマフィアにとって暴力は指針の一つに過ぎない
マフィアの本質はあらゆる手段で、合理性をコントロールする事」
「どーしてそんな教訓を僕達に教えるの？」
「さて、なぜだろうね」
読めない人だ
もう駄目だ、分からなさ過ぎて頭痛くなってきた
そう思いながら、眉間をぐりぐりとおしていたら
「情報を交換してもいい、ただし手前らが先に話せ、判断はそれからだ…」
中也ちゃんがそんなことを言った
かっわいいよぉお(擦れボイス)
一寸大人びた感じに言ってるけど内心焦ってるんでしょ、Aちゃんは知ってるからねェ…(((
にやにやしてたら治君に脇腹をどつかれた、理不尽
「いいだろう、我々は先代が現れた噂を追っている…
太宰君とA君の調べでは、この半月で三回…いずれも擂鉢街でその姿が目撃されたそうだ
そして四回目が昨日、彼は黒い炎で君たちを吹き飛ばした」
「死者は蘇らねェ…」
「私もそう思う、だがそうも言ってられなくなった」
そういって森さんは椅子にもたれかかり端末をピッとおす
後にある大きなスクリーンがポートマフィアの金庫室を映し出す
「この本社ビル内でも最も侵入の難しい場所の監視映像だ」
カメラはザザッと言いながらある人物を拡大する
「先代…？」
治君がぽつりとつぶやいた
―――――――
もう全然更新してなくて本当にすみません((
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るま - 凄く面白いので、更新待ってます！ (2023年3月24日 14時) (
レス) id: dd1d7bc19b (このIDを非表示/違反報告)
奏翔 - 続き気になります、、、更新待ってます。それとも、もうこの作品は更新しないのでしょうか？ (2023年3月6日 21時) (レス) @page22 id: 49dd49021f (このIDを非表示/違反報告)
零 - 続き気になりすぎて夜しか寝れません!!!更新待ってます！ (2022年8月17日 17時) (レス) @page22 id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
明理(プロフ) - 絶対完結させるって言ったのに…この…この大ウソつき！(´;ω;｀)それでも待ってしまう僕はいるんだよなぁァァァァァァァ！！待ってます！ (2022年5月1日 21時) (レス) @page22 id: 0be17a4bd3 (このIDを非表示/違反報告)
えいり - 更新待ってます。中也と夢主の絡みが見てぇ← (2021年7月26日 21時) (レス) id: 74707b6955 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ホウ酸 | 作成日時：2020年5月27日 14時
