身長が低くても！！マフィアでも！！愛すべし！！！！2【中原中也】

推し66 ページ33

「ロマネの64年物です」

「よいのかえ？秘蔵の品じゃろ？」

「今日よりもこいつを開けるにふさわしい日があるってのかい？姐さん」

「主とAのめでたい日があるじゃろうに」

「一寸姐さん！？」

「早く孫の顔がみたいね…」

「首領！？」


付きあってすらいないのにそんなことを言われるのは心外だ




御陰で中也ちゃんも私も顔が真っ赤だ


冗談もほどほどにしてくれ、いろいろあったんだから((





「勝利に」




先程の雰囲気とはとってかわり森さんが愉快そうに言う



グラスを少しもちあげ、乾杯の動作をしてから一口口に運ぶ




「こりゃうまい」



森さんが少し驚いたように言う




ロマネだぞ！？あのロマネコンティだぞ！？！？




バリくそたっかいぞ！？おいしいに決まってんじゃん((




案外さらっとした味だが余韻に独特の深みがあり、高級感を漂わせる味わいだ




濃厚すぎないのでいくらでも飲めてしまいそう




「首領、芥川の処罰はどうします？」

「処罰？彼は今回の成功の功労者だ…芥川君は昔からそうだよ



独走し、破壊し、結果最大の貢献をする


彼なりの嗅覚だろうね、成功している限り処罰はない」



そういい終わった後森さんは姐さんの方を向いてこう問うた




「ところで紅葉君、探偵社にとらわれた時、なぜ逃げなかったのかね？


君なら脱出は容易だったろう」

「なぜかのう…茶がうまかったからかのう…」




鏡花ちゃんか…

姐さんらしいや




「太宰は今回の結末まですべて見えておった、恐ろしい男じゃ」




本当に末恐ろしい




「チッ…」

「舌打ちしないの」



不満げな中也ちゃんをなだめながら話の続きを聞く



「紅葉君、君は強い…君が大切にしていた鏡花君が居なくなった今

もし君がポートマフィアを去る気なら、追うのは難しいだろうね…」




驚いた、森さんでもこんなことを言うのか



「無論じゃ…じゃがあいにくとも頼りない首領が組織を立て直す手伝いがあるでのう…



それに



Aを置いていくわけにはいかぬわ」

「姐さん！！子ども扱いしないで！！」

「ふふっ…嬉しい話だが、私の守備範囲は12歳以下だよ？」

「黙れ、口を縫い合わすぞ？」

「だぁざいいい！！！次は絶対死なす！！！！」

「酔ってる中也ちゃん…





うっ…例の事件が((」







カオスなのであった





―――――

いや、2期終わりましたね

意外と長かった((

最後は力尽きました許してください

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