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推し60 ページ27

「手前を信用して汚濁を使ったんだ、ちゃんと俺を…



拠点まで、送り届けろ……よ…」



中也ちゃんはそういってこぶしを太宰さんの胸に当てる



そして力尽きたようにトサリと私に倒れ掛かった





「おっと…」

「ふふっ…任せなよ、相棒」

「太宰さん、送る気ないでしょうに」

「あ…ばれた???」

「ばればれです」




結局私がまた救急車変わりだクソ



どいつもこいつも便利な魔法だと思ってねェだろうな私の異能力を





「信じられない…あのラヴクラフトを…??




君たちはいったい何者なんだ」

「ふふっ…悪い奴の、敵さ」




そういって太宰さんはしっかりとスタインベックの目を見つめてそういった





「よくいうよ、全く…」

「ふふっ…」



その後いびきをかいて寝る中也ちゃんを拠点まで”私”が送り届けたのは言うまでもない











「……」


え?今何をしてるって???



気持ちよさそうに寝てる中也ちゃんのほっぺをひたすらにひたすらにぷにぷにしてるんだよ




可愛いんだよ、寝顔なんて天使だよ


なんでこんなにもちもちですべすべなの?




「食べちゃいたい((」

「んぁ??」

「あ…起きた??」

「んん…」

「まだ起きちゃだめだよ、内臓の損傷が激しいんだって森さんが言ってた」




ごろんと仰向けから横になろうとする中也ちゃん



彼はベッドの横に座る私をまだとろんとした目で見つめた





「ん?どうしたの??もうちょっと寝ててもいいよ」




そういうと中也ちゃんは甘えたがる子供のように私の傍に寄ってくる




「寝ぼけてる??お寝坊さんめ」




わしわしと頭をなでてやると何を考えたのか、中也ちゃんはまたもやじっと私を見つめて…




「ん…???」




温かいぬくもりに包まれる



顔を上げると中也ちゃんの顔がドアップに映し出され、またもや足をつりそうになった




「ん!?!?!?!?」


彼は何も言わず、ただ満足そうに笑いながらすりすりと顔を私の鎖骨あたりに埋めてくる




死んできます神様




素晴らしい人生を有難う、もう悔いはないよ




これは寝ぼけているのか??寝ぼけているんだな、いいチャンスだなぐふふふふf(((





「ねぇ、中也ちゃん…お酒は好き?」

「ん〜」

「じゃあ太宰さんは??」

「…」

「ブフッ…じゃあこの帽子は??」

「ん」

「そっか〜じゃあ









私は???」


そういうと中也ちゃんは私の鎖骨に顔を埋めたままぴたりと動きを止めた

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琥月(こづき)(プロフ) - ホウ酸さん» わぁお 真逆の同じ身長w (2020年5月27日 5時) (レス) id: 28a617331c (このIDを非表示/違反報告)
ホウ酸(プロフ) - 琥月(こづき)さん» あwちなみに私も同じですwww (2020年5月26日 6時) (レス) id: d043e2c381 (このIDを非表示/違反報告)
琥月(こづき)(プロフ) - ホウ酸さん» そして主人公ちゃんと身長が同じです(笑) (2020年5月25日 21時) (レス) id: 28a617331c (このIDを非表示/違反報告)
ホウ酸(プロフ) - 琥月(こづき)さん» 愛を叫ばせてるだけです!!それは嬉しいですねありがとうございます!!!! (2020年5月25日 21時) (レス) id: d043e2c381 (このIDを非表示/違反報告)
琥月(こづき)(プロフ) - ホウ酸さん» 主人公ちゃんのキャラ好きです! (2020年5月25日 21時) (レス) id: 28a617331c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ホウ酸 | 作成日時:2020年5月19日 18時

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