身長が低くても！！マフィアでも！！愛すべし！！！！2【中原中也】 (ページ15)

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「ん？？」

ピタッと呪いの受信者たちの動きが止まり、気を失う人や、自我を取り戻す人が出てきた

終わったのだ

敦君が人形を太宰さんに届けられた

「はぁぁ…」

安心と最近の疲労で、長い溜息と同時にへなへなと座り込む

「守れたね…敦君」

町を照らす夕焼けはいつも通り、美しかった

◇

「つかれた…」

「私もぉ…」

何日ぶりの家だ

ここ最近組合と探偵社、そして今日終結したＱによる呪いによってずっとドタバタしていたため、寝泊まりはほぼ資料室や事務室

まともなごはんもお風呂も入っていない

睡眠なんてもってのほかだ

「お風呂入ってていいよ…肉食うか」

「おう、先はいるぜ」

中也ちゃんは腕をぐるぐる回しながら洗面所にいく

「ステーキ…ステーキ！！！」

はぁああ、中也ちゃん…

こいつ分かってる

冷蔵庫をあさると見つけた和牛のステーキを見つめて感動を覚える

「今日にふさわしいお肉ちゃんですね」

服の袖をまくって、さっそく私は作り始めた

・

満腹だ

最高においしかった

そしてもう一つ満腹になった理由がある

「ん～」

さっきから中也ちゃんがずっとこんな感じ

浮かれて秘蔵の酒飲んでこうなっている

はっきり言おう

ゲロカワ((

色気がやっっばいんですよ

お風呂上りなのか、酔ってんのか知らないけど顔ほてってるし

鎖骨がええんじゃ(真顔)

「おい…Aどこ行くんだ…？」

「ん～お風呂」

これ以上入らなかったら発酵しそう

「行くな…」

「ん？」

「ここにいろ…」

「ん”っっ！！！(心臓を抑える動作再び)」

中也ちゃんはそういって腰に巻きついてくる

腹に顔を埋めるな！！急所か？？急所だから落ち着くのか！？！？

良いけども！！その前に我の心臓が持たん！！！

襲ったるぞ？？((

「でもお風呂入らないと腐っちゃうよ？？」

「腐る…腐っちまうのか？？」

「ブッ…フフッ……うん、だから一瞬離してねぇ～」

「ううう…」

やめろ！！ぐりぐりするな！！吐く！！可愛さで！！！

くっそ楽しい

「すぐ帰ってこいよ…」

頬を膨らませ、すねた子供のように渋々離れる中也ちゃん

大丈夫だよ…２分待て((

神速で入って来るわ