身長が低くても！！マフィアでも！！愛すべし！！！！2【中原中也】

推し36 ページ3

「う〜ん…ひと刺し」


シュッと音がして、メスがダーツ盤の横の壁に刺さる


「ひと刺しで、敵の急所を突く必要が…ある」



また一本




やめてください森さん…壁の修理が大変です




「下手くそ…」

「よし！！」


エリスちゃんにディスられても無視できるようになったなんて…森さんも成長したんだなぁ…



森さんはお絵かきしているエリスちゃんの赤いクレヨンをとる




「ちょっと！！何すんのぉ！！」

「お友達に手紙を書く」




にっこりとこれ以上にないほどの笑みを浮かばせながら便箋を片手に持つ森さんに溜息しか出ない





だが可愛いから許しちゃう((



ていうか私、ここにいていいの？？





「森さんなんて書いてるんですか？？」

「ん〜？？」



デスクで楽しそうに手紙をかく森さん、エリスちゃんは隣でめっちゃ怒ってるけど…





「見てみなさい」



そういって便箋を渡される






”拝啓
直、益々ご清祥のことお喜び申し上げます。
此度の閉殻の折、僭越ながら、組合ご所有の次なるをきやする胸、申し使いたい。
我々は組合の持つ次なるものをきやする、

一つ、豪華客船ゼルダ号。
一つ、ナサ二エル様がご身命。
一つ、マーガレット様がご身命。

以上、ポートマフィア首領 森鴎外”





「悪趣味すぎません？？首領」

「いやぁ、いつだってこのようないたずらをするのは楽しいね」

「だめだこいつ」

「ひどいよA君」






「これは…梶井とやつがれくんを行かせますか」

「流石だよA君…





わたしもそう思っていたんだ」




そういって森さんは窓の外を見て、本当に楽しそうに笑ったのだった

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