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次の日の朝、同じように病院に泊まっていた緋山先生と朝ごはんを食べていた。
「じやぁ、結局白石先生の家に行くんだ。」
「うん、なんだかんだ白石って最後は許してくれるよね。」
本人が聞いたら「もう泊めてあげない」って拗ねそう…
「そういや、藍沢。トロント大だって？ここまでくるともう流石だわ。」
緋山先生は褒めているのか呆れているのかわからない様な口調で言った。
「その事なんだけど…昨日、意味深な言葉残して帰られたんだよね…」
「へぇ…どんな？」
「『今の救命のしてほしいことと俺がしたいこと。両方を叶える方法が１つだけある。』って。意味わからないよね。」
私は乱暴にパンを口に入れた。
「ああ、それはね…ってヤバイ！もうカンファまで時間がない！！」
緋山先生がそう言い出したので食べかけをおいてカンファレンスルームに走った。
って、何で緋山先生も気になる言い方で終わるのよ！
カンファレンスでは始めに三井先生の休職について話された。
三井先生の休職の理由は息子さんの病気。
三井先生と橘先生の息子さんは『拡張型心筋症』を患っているのだ。
症状は重く、今はドナーを待っている状況だ。
「一番人手がいるときに勝手なことをして…理解してくれて…感謝しています。ありがとうございます。」
三井先生と橘先生が頭を下げた。
誰も何も言わないので沈黙が続いた。
「さてと、この話はこれで終わりだ。じゃあ、カンファレンス始めるか。」
橘先生はそう言ったが…
「あ、そうだ！今日はその前にもうひとつあるんだ。」
空気が一瞬張りつめた気がした。
「いやいや、安心しろ。いい話だ。」
橘先生が笑って言うので少し空気が和らいだ。
「フェローの皆に新しく加わる指導医を紹介したい。」
いい話ってそれか。
確かにいい話だね。
そして橘先生がドアに目線を向けた。
開かれたドアから現れた人物に私は目を見開いた。
それは他の同期の3人も同じで皆「やっとか」って顔をしていた。
「脳外科からきた藍沢先生だ。」
「よろしく。」
耕ちゃん…藍沢先生はぶっきらぼうにそう答えた。
ああ…昨日言っていたのはそういうことか。
一人で納得していた。
これで…やっと揃ったよ。
また…皆で働けるんだ。
私は少し…いや、すごく胸を踊らせた。
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フィアー(プロフ) - 本ニャンさん» ボードに書きました・・・ (2021年2月4日 13時) (
レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
本ニャン(プロフ) - OKです！ (2021年2月4日 13時) (レス) id: 4aed024ceb (このIDを非表示/違反報告)
フィアー(プロフ) - 本ニャンさん» ここではなんですので…ボードに書いて聞きたいこと聞いていいですか？ (2021年2月4日 13時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
本ニャン(プロフ) - フィアーさん» 大丈夫だと思います！私も持っていますが、ドラマとセリフが違うところや、カットされているシーンや構成が違ったりとしていましたので！ただ、小説の方も著作物なので丸々書いてしまうのは余り良くないかもしれません。 (2021年2月4日 13時) (レス) id: 4aed024ceb (このIDを非表示/違反報告)
フィアー(プロフ) - 本ニャンさん» コードブルーの小説でも大丈夫かな？ (2021年2月4日 13時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：本ニャン | 作成日時：2019年8月20日 18時
