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Aside




あれからも私と耕ちゃんは順調にフライト数を稼いでいった。



いろいろトラブルはあったけど今日も無事にフェローでいることができている。



だから…まさか…



今日だなんて思わなかったんだ…



その日も私と森本先生がたまたまヘリ担当だった。



ヘリ要請があったが、翔北に運ぶほどでもなかったので近くの救命センターに搬送を終えた帰りだった。



「お前とヘリ担当になると何か患者が軽症な気がするんだが?」



「気のせいですよ。気を抜いていると重症が来ますよ。良くない事ですが。」



ヘリに乗り込もうとしたときだった。



嫌な感じが全身を駆け巡った。



長年味わってきたから忘れるはずがない…



「?どうかしたか?早く行くぞ。」



森本先生がそう言った。



「はい…すみません…」



足を動かした時だった。



「っ!?ゲホッゲホッ!!」



ヤツが牙を剥いてきた。



苦しさのあまりに膝をついてしまった。



「青井!!」



森本先生が慌てて降りてきた。



咳は出続けている。



息が…苦しい…



「聴診器当てるぞ。」



森本先生による診察が始まった。



「!?青井、吸入器は?」



森本先生にそう言われ、ポケットを探した。



でも…吸入器なんて私のポケットにはなかった。



油断した…



「無いのか!?」



喋れないので頷いた。




「ヘリで翔北に戻ろう。マスク用意して。」



私は森本先生に抱き抱えられてストレッチャーの上に寝かされた。



酸素マスク、心電図も着けられた。



「こちら翔北ドクターヘリ。患者の受け入れ要請。20代女性、青井A。喘息の発作と見られる症状が出ている。このままヘリで引き返します。」



『翔北了解。』



連絡が終わったのか森本先生が私にずっと呼び掛けていた。




でも…少し眠いです…



そこで意識を飛ばした。









_________________



医療知識は皆無です。



すみませんm(__)m


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本ニャン(プロフ) - シロップさん» 物語の中身としてはあまり気にせず思いきって書くことがポイントです!気にしすぎるとかえって書きたい事が書けませんからね。あとは他の作品を読んでいいと思った事はどんどん真似しましょう!たくさん書くことが一番良いです!参考にしてもらえたら嬉しいです(*^^*)っ (2018年7月14日 18時) (レス) id: 5208eaeae5 (このIDを非表示/違反報告)
シロップ(プロフ) - 本ニャンさん» 作品を書く時のコツとポイントを教えてくださいませんか? (2018年7月14日 8時) (レス) id: a9e4616003 (このIDを非表示/違反報告)
本ニャン(プロフ) - ルビーさん» はい!何時でもコメントしてくださいね!応援してます! (2018年6月15日 23時) (レス) id: 5208eaeae5 (このIDを非表示/違反報告)
ルビー(プロフ) - いえ!またアドバイスしてもらってもよろしいでしょうか? (2018年6月15日 23時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
本ニャン(プロフ) - ルビーさん» そう簡単な事ではないですが、勇気を出すことも大切だと思います!違反を受けてしまった場合は素直に削除するしかありませんけどね。この拙い言葉でルビーさんが勇気を出してくれれば私は嬉しいです!生意気ですみませんm(__)m (2018年6月15日 22時) (レス) id: 5208eaeae5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:本ニャン | 作成日時:2018年5月11日 7時

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