【コード・ブルー】空へ【1stシーズン編】

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Aside



初めて私達だけで当直をこなした日から白石先生がヘリに乗ることが多くなった。



経験を沢山積んだ方が良いのは分かっているから仕方ないけどね…



私は最近よくカルテ整理をするようになった。



根気のいる作業は好きだけど…



そろそろヘリに乗りたいな…



「おはよう。今日もカルテ整理？」



緋山先生がやってきた。



「うん。ヘリに乗せてもらえないし…やることないからね…」



またカルテに目を落とした。



「ねぇ、寝てる？」



「え？どうしたの？急に。」



緋山先生は突然私の下瞼を下げた。



「うわっ真っ白だよ？ちゃんと管理しないと藍沢に怒られるよ？」



「えへへ…ごめん。」



「カルテ整理変わるから仮眠してきな。ついでにご飯も食べてきたら？」



と強引に仮眠室へ連れていかれた。



でも…眠くないし…



ご飯は…食べる気しないし…



ベットに寝転がった。



体は疲れていたのかそのまま眠ってしまった。









　









　









藍沢side



「仮眠室に青井いるから見てきてやってくれない？多分あれ、体調崩しまくってるよ。」



と強引に仮眠室へ連れていかれた。



緋山の言うとおりAは寝ていた。



何日も寝ていなかったのか目の下に隈が出来ていた。



最近ヘリに乗せてもらえなくて焦るのは分かる。



でも、このままじゃAは壊れてしまう。



救命医ではなくなってしまう。



何とかしてやらないと…



「けほっ…けほっ…」



Aが咳をした。



一度体を起こしてやることにした。



体に触れた時、少し熱かった。



もしかと思い、緋山に連絡し処置道具を一式持ってきてもらった。



「病室は青井が気にするかもしれないし空いていないから仮眠室使っていいって黒田先生が。」




「ありがとう。助かった。」



Aは過労からくる発熱だった。



Aの場合怖いのは喘息の発作だ。



ちゃんと話すべきか…



俺はコイツの事に関してはいつも迷ってばかりだ。

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