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休憩を終えてしばらくたったあとホットラインが鳴り響いた。
消防からの連絡は、上双電鉄東津田沼駅付近の踏切で人身事故が発生。
負傷者3名。
高齢の女性が踏切内で立ち往生しているところを、救助に当たった2人が巻き込まれたそうだ。
現場には白石先生と灰谷先生と雪村さんが行くことになっていた。
「青井先生も来て欲しい。」
「わかった。帰りはなんとかして翔北に戻るよ。」
ということで私も行くことになった。
ヘリに乗り込み、離陸すると消防の方から患者さんの情報が入った。
『80代女性はショック状態でレベル2桁。20代女性は意識あります。30代男性がレベル3桁で頸動脈が触知できません。』
「厳しいわね。」
「助けようとした方がレベル3桁って、そんな…」
灰谷先生がやるせなさそうな顔で言った。
「気持ちはわかるけど切り替えて。救助に当たった人が報われるように私達も3人の方を助けないと。」
私がそう言うと灰谷先生は弱々しく返事をした。
そんな灰谷先生を見て私は少し不安を覚えた。
『ランデブーポイントを確認しました。見物人の退避が間に合っていないので上空待機します。』
パイロットの早川さんからそう連絡があった。
見物人って…
人が事故に遭っているっていうのにどうしてそんな野次馬みたいな事ができるの…
私は少し憤りを感じた。
そんな時、私の不安が当たってしまった。
「早川さん！急いでください！患者さん、心肺停止寸前です。早く降りてもらう事できませんか！？」
灰谷先生が無線でそう言ったのだ。
「…わかりました。少し着陸位置をずらせばいけそうで…」
早川さんの声が突然途切れた。
どうやら白石先生が無線を切ったようだ。
「医者からパイロットへの支持は許されていない。教わったでしょ？」
「あ…」
白石先生に言われ、灰谷先生も事の重大さがわかったようだ。
「彼らは最短時間で安全に医者が患者に接触できるようにプランを立ててる。私達が口出すことじゃな…」
突然期待が大きく傾き、私は近くのシートを掴んだ。
「うわっ」
「出力最大。」
コックピットの方から整備士の鳥居さんの焦った声と早川さんの声が聞こえた。
そして窓の外の景色を見て、私の思考は止まった。
落ちてる…！
そう思った次の瞬間、私は体に大きな衝撃を感じたのだった。
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本ニャン(プロフ) - 咲空さん» ありがとうございます！劇場版も喜んで貰えるように頑張ります！！ (2022年4月5日 20時) (
レス) id: 4aed024ceb (このIDを非表示/違反報告)
咲空(プロフ) - 3rdシーズン完結お疲れ様でした！！青井先生と藍沢先生の関係性がとても魅力的で最後まで楽しく読ませていただきました(*^^*)。劇場版の方もとても楽しみにしてます✨無理のない範囲で更新頑張ってください！ (2022年4月5日 19時) (レス) @page39 id: ce397de9af (このIDを非表示/違反報告)
本ニャン(プロフ) - 夕紀潤さん» ありがとうごございます！この言葉を励みに頑張ります！！ (2021年9月12日 8時) (レス) id: 4aed024ceb (このIDを非表示/違反報告)
本ニャン(プロフ) - マナさん» 質問等はボードで受けます。以後、コメント欄でこのような事はしないでください。 (2021年9月12日 8時) (レス) id: 4aed024ceb (このIDを非表示/違反報告)
夕紀潤(プロフ) - 最初から一気読みしました。続き楽しみにしています。試験大変だと思いますが頑張ってください。 (2021年9月12日 2時) (レス) id: 965750ff3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：本ニャン | 作成日時：2021年4月24日 21時
