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ICUで患者さんを診ているとホットラインが鳴り響いた。
食品会社の冷凍倉庫内で荷崩れ事故があったそうだ。
負傷者は多数出ているとの情報だった。
ピストンで医者を送ることになり、最初に藍沢先生と藤川先生が向かった。
私も後発で行くことになった。
「本当は青井先生は病院に残ってもらいたいんだけど…」
白石先生はきっと私の身体を心配してくれているのだろう。
「大丈夫。防寒はちゃんとしていく。」
そして私はフェローと共にヘリに乗り込んだ。
「あ！」
突然横峯先生が声をあげた。
私と灰谷先生はその声に驚いた。
「何？」
「上着着てくればよかったかな。冷凍室の中って、寒いよね。青井先生見て思っちゃった。」
「…そうだね…」
「何か他に重大なことでもあったのかと思ったよ…」
私が肩を落とすと横峯先生は「すみません。」と笑った。
そして現場には10分程で到着した。
ヘリを降り、冷凍室の前で処置をしていた藍沢先生の元へ向かった。
「冷凍室内の負傷者のほうに行け。ケガは右肩の骨折だけだが救出にしばらくかかるみたいだ。できるだけ保温して痛がるようなら鎮痛しろ。雪村をこっちに戻せ。」
藍沢先生の指示に従い私達は冷凍室の中に入った。
「青井！」
突然藍沢先生に呼び止められた。
「お前は中には…」
「大丈夫！何かあれば2人がいるし。藍沢先生はその患者お願い！」
藍沢先生も白石先生同様私の身体を気遣ってくれているみたいだ。
でも、それを理由に患者さんの元へ行かない訳にはいかないので私は横峯先生と灰谷先生のあとを追いかけた。
冷凍室の中は思ったよりも寒くて冷気で少しむせてしまった。
その音に2人が私を心配してくれたが気にしないように言った。
藍沢先生の言う通り外に残ればよかったと思うがそんなことは考えないようにした。
「すみません！こちらの方に先生誰か来てもらえませんか！？ケガ人が発見されました！」
その声に私達は足を止めた。
「私が行く。2人は先に進んで。」
「了解。」
2人を見送り、私はレスキューについて行った。
レスキューにつれられた先には腕を押さえている患者さんがいた。
上腕の骨折で固定を施して救急車へと運んでもらった。
灰谷先生達の元へ向かおうと立ち上がった時だった。
バンッ
「え…？」
大きな音と共に電気が消えたのだった。
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本ニャン(プロフ) - 咲空さん» ありがとうございます！劇場版も喜んで貰えるように頑張ります！！ (2022年4月5日 20時) (
レス) id: 4aed024ceb (このIDを非表示/違反報告)
咲空(プロフ) - 3rdシーズン完結お疲れ様でした！！青井先生と藍沢先生の関係性がとても魅力的で最後まで楽しく読ませていただきました(*^^*)。劇場版の方もとても楽しみにしてます✨無理のない範囲で更新頑張ってください！ (2022年4月5日 19時) (レス) @page39 id: ce397de9af (このIDを非表示/違反報告)
本ニャン(プロフ) - 夕紀潤さん» ありがとうごございます！この言葉を励みに頑張ります！！ (2021年9月12日 8時) (レス) id: 4aed024ceb (このIDを非表示/違反報告)
本ニャン(プロフ) - マナさん» 質問等はボードで受けます。以後、コメント欄でこのような事はしないでください。 (2021年9月12日 8時) (レス) id: 4aed024ceb (このIDを非表示/違反報告)
夕紀潤(プロフ) - 最初から一気読みしました。続き楽しみにしています。試験大変だと思いますが頑張ってください。 (2021年9月12日 2時) (レス) id: 965750ff3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：本ニャン | 作成日時：2021年4月24日 21時
