君が秘密を明かすまで

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あれからグクとは毎日カトクをしたり電話したりする程仲が良くなっていった。



関わっていく中で改めて分かったことは、グクはとても優しいということ。



例えば、私が電話で会社の愚痴とか色々ぶちまけてもうんうんとグクは優しく受け入れて聞いてくれる。



私が嫌な気分で落ち込んでいる時は面白い話を沢山聞かしてくれて元気付けてくれた。



本当に優しい素敵な人だ。



今日もいつも通りグクと電話をする。



『今日ね、仕事の帰りでショッピングモールに寄ったらねペットショップでグクそっくりのウサギを見つけたの！笑』



「うん、ウサギは可愛いよね分かる。けどA、俺ウサギじゃない！笑」



『えぇ〜？グクそっくりだったよ？目が大きくて愛らしい口でいかにもグク！って感じだった笑』



「俺そんなにウサギっぽい？笑 初めて言われたんだけど笑 でもAがそんなに似てるって言うならそいつ見てみたい笑」



『本当？じゃあ今度見に行ってみる？笑』



冗談でそう言うと



「お！まじ！見たいみたい！」



グクは電話越しからでも分かる楽しそうな声で言ってきた。



『じゃあ見に行く？笑行くなら日にち決めないと！』




「行く行く！今週の日曜は？」




『仕事無いし大丈夫だよ！じゃあ日曜にしよう！』



「OK！細かいことはもう少ししたら決めよ！じゃあおやすみ〜！」



それで電話が切れた。



こんなに話しているのに直接会ったことがあるのはまだ二回だけ。



これを機にもっと仲良くなりたい。



ベッドにゴロンと寝転がり



『楽しみだなぁ〜』



と一人で呟いて私はゆっくり眠りについた。

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