私の親友、悪女です。

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清「じゃあ、ご飯作ろうか」


その一言で食堂に集合するマネ。


今日は1日中美亜たちに睨まれていて

それなりに疲れている、

ずっと見られているような気がして。


こうやってマネで行動するときは隣に

加蓮がいてくれるのが心強い。


唯一私たちの味方でいてくれるし、

頼りになるお姉さんって感じで。


杏樹が心配だが、杏樹は夜久先輩が

ちょこちょこ様子を見に行ってるらしい。


夜久先輩いわく元気みたい。


そして、今。


美「清水せんぱぁい！烏野の方が呼んでますぅ」


瑞「呼ばれてないのは加蓮とAだけみたいなんで、

体育館戻りましょ？」


莉「じゃ、夜ご飯のカレー作りよろしくねー！」


嫌がらせなうである。


絶対呼ばれてなんてないだろ、

お前ら杏樹より悪女だろ、性格悪いのもうバレてるよ、

開き直ってんのかよ。


なんて暴言をはきながら、顔には出さず笑顔をつくる


「あー、はい、行ってきてください。」


行くならさっさと行って欲しいので背中を押し、

食堂の外に出した。


清水先輩は心配そうな顔をしてた、優しい。


「やるかー」


加「だね」


とりあえず2人で野菜を切りまくる。


無言なので若干気まずい空気なっていると、

言いずらそうに加蓮が口を開いた。


加「あいつらに、その.........どうするの？」


心配そうな目をしている加蓮と目があったので、

ニコリと微笑んでみせる。


「杏樹は今ね、怖がってる。

またあの時みたい自分のせいでチームを負けて、

友達も巻き込んで迷惑かけたらーとか、

人生かけて頑張ってたものを失ったら、とか？

いろんな理由でバレーとか.........怖がってて。

でもその過去からもうすぐ吹っ切れると思うんだよねー

その時がきたら.........あいつらになんかするかもね」


軽く笑いながらそう言って、加蓮を見る。


「だからそれまでは.........杏樹を見守るの」


そんな私の話の聞いて、加蓮はふわりと笑った。


そのときの私は、杏樹が過去から吹っ切れるのが

あんなにはやくくるなんて思ってもみなかった。

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