私の親友、悪女です。

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次の日、杏樹は部活に来なかった。


体調が悪いと言っているらしく、

マネが寝泊まりしている教室でずっと横になっている。


仕事の量は少し増えただけで、

別に忙しすぎるなんてことはないのだが.........


美「えーあいつ今日休んじゃってるんだぁ？」


瑞「うちらは善意でバレーさせようとしただけなのにね」


莉「逃げただけでしょ〜」


私に聞こえるくらいの声量でそう言うあいつらが、

ウザくてウザくて仕方ない。


たぶん仕返しができればまわりの人間に

どう思われようとどうでもいいんだろう、

堂々と私のことを煽りまくっている。


イライラとまんねーなぁ、なんて他人事のように

考えながらひたすら仕事をするために手を動かし、

怒りをまぎれさせる。


美「まぁまずバレー下手だったし？あの二人」


「.........あ"？？」


さすがにその一言は無視できない。


私も杏樹も、誰よりも努力していた。


それなのになんでこんなやつに

下手なんて言われなくちゃならないんだ。


「誰に向かって言ってんだよ、

下手はテメェだろ？w」


挑発的に笑いながらそう言うと、

イラついたように顔が引きつる美亜。


美「っ.........ならバレーで勝負してみる？

2人の女王様がいれば大丈夫よね？」


「は？それは今の杏樹の状態みて無理だって分かんだろ

ミジンコより小さい脳みそ使って考えろよ」


美「はああああ！！？」


煽りまくりながら笑うと、ついにガチギレしだした美亜


別に私悪くないし、それに杏樹も.........


なんて考えながらフッと笑い、

大事になる前に私は体育館をでた。

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