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杏「手伝おうか?」


「ねぇ、ほんとに怖い、手伝うとか怖い。」


杏「ぶん殴っていい?」


音駒の男子バレー部の真っ赤なジャージを着て、

スポドリの準備をする私たち。


最近杏樹が仕事を手伝うようになった、怖い。


.........なんて本人には怖くて言えない、言ったけど。


杏「ねぇ、今失礼なこと思ってるでしょ?」


「.........スイマセンデシタ」


さすが幼馴染なんで分かるの、怖い。


軽く睨まれているのを気にしないようにしながら

シャカシャカとスポドリを作っていく。


いつの間にか杏樹も手伝ってくれていて、

ありがとー、と小さい声で呟いてから一緒に作業をする


しばらくそのままシャカシャカしていると、

あっ!!と大きな声をだして

杏樹がいきなり立ち上がった


杏樹が突拍子もない行動をするのは

いつものことだからあまり気にしていないが、

一応どうしたん?と聞いてみる。


杏「5組の女子から呼び出しくらってた」


「へー.........はぁ???!!いやなんで!!!?」


思ったより大大事だった、なんて言っていられない。


「なにしたの!?次はなにをしでかしたの!?!

高校生になってまだ1ヶ月なのに呼び出された回数

これで3回目だからね!?分かってんの!!!?」


杏「うるっさいなぁ、分かってるよぉお母さん」


「誰がお母さんだ!!」


大きくため息をつきながら、私を見つめる杏樹。


ためいきをつきたいのはこっちだよ。


杏「たぶん彼氏さんのことかなー、

話しかけてくるからいつもの営業スマイルしてたら

たらしこんでるって思われたのかも。」


「ぶん殴られても知らないから」


たまに思う、

こいつは悪女じゃなくてビッチなのかもしれないと。


次ここに戻ってくる時には頬に大きな痣ができている

予感がしてきたので、

氷でも持ってきておこうかと考える。


.........大丈夫とか言って強がりそうだな、

杏樹のことだし


杏「とりあえず行ってくるわー」


「軽いね、反省しろこのバカ」


べーっと舌をだして歩き出した杏樹。


そんな杏樹の様子を見て、私は呆れたように笑った。

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設定タグ:ハイキュー , 黒尾鉄朗 , 夜久衛輔   
作品ジャンル:恋愛
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のん - 面白いです!!無理せず、頑張ってください!!応援しとります! (2022年4月20日 10時) (レス) @page28 id: 7e78e362e0 (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - ちび太さん» ありがとうこざいますー!!頑張ります!最後まで読んでくださると嬉しいですー!! (2022年4月2日 20時) (レス) id: a04aeb6d0a (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - 雪さん» こんにちは!そう言っていただけて嬉しいです〜! (2022年4月2日 20時) (レス) id: a04aeb6d0a (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - キラーさん» ありがとうこざいますー!ぜひ最後まで読んでくれると嬉しいです! (2022年4月2日 20時) (レス) id: a04aeb6d0a (このIDを非表示/違反報告)
ちび太(プロフ) - めっちゃ面白かったです!更新頑張ってください!! (2022年4月2日 8時) (レス) @page21 id: c4929f0ebb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アキ | 作成日時:2022年3月27日 21時

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