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休憩時間に入り、
杏樹を体育館裏に連れ出して問い詰める。
「杏樹サン、あの莉々亜だよ？
まぁずっと黙って見てるだけだったし、
そこまで気強い方ではなさそうだったけど.........
でも！！それでもあんな怯えるとかおかしいでしょ！
先輩たちも気づいてたからな！！？」
杏「そんな必死な顔しなくても、かるーくね、うん」
いやこいつ軽くなにしたんだよ。
思いっきり不満を顔に出すと、
杏樹は大きくため息をついてから口を開いた。
杏「....情報がなきゃ、悪女なんてやってらんないよね〜
自分で悪女って言うのもどーかと思うけどさ？」
ニヤリと笑って私を見る杏樹。
私はその先を話すよう目で促す。
杏「中学のときたまたま莉々亜がホテルから出てくるの
見ちゃってさー、そっからいろいろ情報収集したの。
そしたら体だけの男つくって遊びまくっててさぁ？w
まぁもうソイツとは縁切ってるみたいだけど.........
で、ちょい話変わるけどあの子今烏野に彼氏いんの。
その彼氏さんことは本気で好きらしくて、
猛アタックして付き合えたって話聞いてね。
彼氏さんにあんたの昔話しようかなーって言っただけ
.........絶対失いたくないくらい大好きなんだろうねww」
ケラケラと笑いながらそう話す杏樹を
まじでドン引きした顔をして見つめる。
どうやったらそこまで情報が集められるのかも、
憎んでいる相手にはしっかり性格が悪いのも怖い。
こいつの情報網はなめたらいけないと改めて感じた。
「ふーん.........やりすぎないようにしてよね」
もうそろそろ休憩も終わる時間だと気がつき、
体育館に戻ろうとする。
すると杏樹は私の腕を掴んで引き止めてきた。
咄嗟に後ろを振り向くと、
少し冷たい目をした杏樹と目が合う。
杏「分かってると思うけど.........邪魔だけはすんなよ」
.........背筋が凍るって、こーいうことか、
なんて考えながら私は笑った。
「別に、やりすぎない程度なら止めないし」
こういう私も性格悪いのかもな。
杏「.........ま、まだその時じゃないだろうから
何もしないけどねー」
そう言った時の杏樹は、
まるで獲物を狙う肉食獣のように冷たい目をしていた。
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のん - 面白いです！！無理せず、頑張ってください！！応援しとります！ (2022年4月20日 10時) (
レス) @page28 id: 7e78e362e0 (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - ちび太さん» ありがとうこざいますー！！頑張ります！最後まで読んでくださると嬉しいですー！！ (2022年4月2日 20時) (レス) id: a04aeb6d0a (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - 雪さん» こんにちは！そう言っていただけて嬉しいです〜！ (2022年4月2日 20時) (レス) id: a04aeb6d0a (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - キラーさん» ありがとうこざいますー！ぜひ最後まで読んでくれると嬉しいです！ (2022年4月2日 20時) (レス) id: a04aeb6d0a (このIDを非表示/違反報告)
ちび太(プロフ) - めっちゃ面白かったです！更新頑張ってください！！ (2022年4月2日 8時) (レス) @page21 id: c4929f0ebb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｱｷ | 作成日時：2022年3月27日 21時
