RKRN 継母の遺書は何処へ

自惚れ ページ21

「おい」

「はい、何でしょう」

殿とその側近は庭に取り残された

「土井家滅亡が終わったら、次は忍術学園を潰すぞ」

その言葉に驚きを隠せない側近

忍術学園の戦力と実力は、もはや計り知れない

Aの祖父、大川平次渦正は忍者界ではかなり有名だ

だが、殿に逆らうことは許されない

「分かりました」

「あの女、必ずこの屋敷に留めさせるぞ」

とんだ自惚れ屋だ





「地図はあるんですか？」

「あ、あぁ、これだ」

忍者隊と共に、土井家の屋敷へやってきたA

「広い屋敷、警備も薄いし、かなり平和ボケしてる貴族だ」

きっと、攻められたら事がないのだろう

「それじゃ、私は土井家の奥方と子息の処分すれば良いんですよね」

「頼む
本当に１人で大丈夫なのか…？」

心配そうに聞かれることが気にくわない

「なんの戦術も心得ていない女と餓鬼なんか、１人で十分です

精々、この貴族の軍と忍者の相手、頑張ってください
殿方の首は頼みましたよ」

笑い混じりで言い、サッ！と闇に消えた



「流石、大川平次渦正の孫娘…
オーラが組頭とはまるで違う」

「シッ！」

言った本人は口を手で押さえる

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