惨事 ページ16
「あ!A」
「どれか選んだ?」
しめ縄を買い、家へと帰る
「今日は本当に冷えるね」
「これじゃ、忍者も寒くて、仕事に集中出来ないね」
積もる雪に、足跡がつく
「雪の日は、気配が消えて仕事は割とやりやすい、でも、足や手が冷えるから、確かにやりにくいかもね」
他愛のない話
「ちょっと、そこのお嬢さん」
「誰かと思えば、いつかの仕事場のお偉い様ではございませんか」
半助を背中に隠す
「A…?」
「シッ…」
喋ろうとする半助に、静かに、と言葉をおくる
「八ヶ月ぶりですね、また仕事の依頼ですか?」
「お前に聞きたいことがあって、わざわざたずねてきた。
土井家の子息を取り逃した。殺り逃したのはお前だろ、行方は知らないか」
都合がだいぶ悪い
「さぁ…?」
「!!」
Aは焦り、不安で支配された
それでも、冷静さを保とうと、必死だった
「そろそろ、失礼させていただきます。今日くらい、ゆっくり過ごしたいもので」
逃げるように半助の手を引き、家へ急ぐ
半助は、下を向き、今にも泣きそうだった
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絹ごし豆腐 - 涙腺崩壊しましたッ…土井先生に目覚めました (2017年10月21日 14時) (レス) id: 4d70f7c8ca (このIDを非表示/違反報告)
コトミ - 泣きました! これからも頑張ってください あとこの作品の続き書いてみてください ハッピーエンド版を (2015年6月8日 6時) (レス) id: d449398816 (このIDを非表示/違反報告)
咲右エ門(プロフ) - 蓮華さん» ありがとうございます!最後の宣伝というなの宣伝の所に貼り付けている作品に、番外編を書いていきますので!そちらもよろしくお願いします! (2015年4月30日 18時) (レス) id: 29122c5890 (このIDを非表示/違反報告)
蓮華(プロフ) - はじめまして、蓮華と申します。この小説、占ツク通い始めてから読んだ中で初めて泣きました!!本当、感動の一言に尽きる…………!!という感じでした…………土井先生の幼い頃の話、こーゆーの大好きですっ! (2015年4月30日 18時) (レス) id: 55315901ec (このIDを非表示/違反報告)
咲右エ門(プロフ) - 椎茸砂糖の作り方さん» 最後までよんでくださり感謝です!次作もよろしくお願いします! (2015年4月1日 18時) (レス) id: 29122c5890 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:咲右エ門 | 作成日時:2015年3月26日 8時