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忍術学園 ページ12

「ただいま〜」

「お帰り!A!」

夏も終わる頃

「半助、今日は花火しよう!」

夏の思い出に、花火を提案した

「いいの!ヤッタ!」

喜ぶ半助

「花火は自分で作るよ」

貯蔵庫から火薬を出す

「作れるの!?」

「勿論、でも、これは遊びじゃなくて実習、忍者にとって、火薬は強力な武器、ちゃんと使いこなせるようになっとかないと、後々困るよ」

Aに言われたとおり、黙々と作る

できあがった頃には日が暮れていた


「そろそろ出来そうだね」

外を確認する

「半助も上手にできてる
川に移動しよう」

「うん!」

ろうそくと桶を持って移動する

「うわぁ!綺麗…」

どうやら楽しんでくれているようだ

「火傷に気をつけるんだよ」

うちわで自分を仰ぐ

「すごい!Aはなんでもできるんだね!

そんなの、どこで学んだの?」

花火を持ちながらたずねる

「忍術学園、てところ、ここから結構遠いね…」

「へぇ〜…
Aみたいな忍者を育てるくらいだから、凄い学校なんだね、その忍術学園は」

半助にとって、Aが一番のようだ

「まぁね、環境もかなり整ってるし、なにより、就職率が高いからね」

何度か半助を入れようと考えたが、やはり、遠くまで行かせることは出来なかった

「私も一度行ってみたいな〜…」

「暇があれば、行こうか」

「うん!」

引き続き花火を続ける



「うわぁぁ!?」

「ちょっ!半助!早く手を放しな!」

Aが庇うように半助を抱える

なぜか、というと、半助が持っていた花火の火力が異常なのだ

そして、その花火の火はほかの花火にも行き…

あっと言う間に全部火を噴き出した

「えぇ!?私の調合は間違ってないはず…」

可笑しい、と思い、花火を作っているときのことを思い出す

「ごめん、私が作ったのだった」

その言葉にカチン!とくる

「半助!!最初に言っただろうが!
これがもし実戦なら、間違いなく死んでる」

頭を殴る

「いったぁい!」

涙目になる半助

「本当に私がうっかりしてた…
なんで初めて火薬を触る半助を監視してなかったんだろう…」

殴った後に、自分も悪いことに気づく


幸いにも、川だったため、大惨事にはいたらなかった

文→←日記



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絹ごし豆腐 - 涙腺崩壊しましたッ…土井先生に目覚めました (2017年10月21日 14時) (レス) id: 4d70f7c8ca (このIDを非表示/違反報告)
コトミ - 泣きました! これからも頑張ってください あとこの作品の続き書いてみてください ハッピーエンド版を (2015年6月8日 6時) (レス) id: d449398816 (このIDを非表示/違反報告)
咲右エ門(プロフ) - 蓮華さん» ありがとうございます!最後の宣伝というなの宣伝の所に貼り付けている作品に、番外編を書いていきますので!そちらもよろしくお願いします! (2015年4月30日 18時) (レス) id: 29122c5890 (このIDを非表示/違反報告)
蓮華(プロフ) - はじめまして、蓮華と申します。この小説、占ツク通い始めてから読んだ中で初めて泣きました!!本当、感動の一言に尽きる…………!!という感じでした…………土井先生の幼い頃の話、こーゆーの大好きですっ! (2015年4月30日 18時) (レス) id: 55315901ec (このIDを非表示/違反報告)
咲右エ門(プロフ) - 椎茸砂糖の作り方さん» 最後までよんでくださり感謝です!次作もよろしくお願いします! (2015年4月1日 18時) (レス) id: 29122c5890 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:咲右エ門 | 作成日時:2015年3月26日 8時

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