孤児 ページ1
早朝
街は、動き始めていた
奥さんたちは朝食を作り始め
旦那さんは仕事の準備をする
「ん…」
ここは、ひとりの女性が一人暮らしをしている
「母上…?
はっ!母上!!!」
布団の中で眠っていた少年は、手を伸ばし、何かをつかむ動作をする
だが、それは空気を掴んだだけだった
「起きた?」
「誰だ!」
部屋の奥から、ひとりの若い女性が出てきた
「そんなに警戒しないでよ、私はA」
そう言って、朝食を布団の横に置く
「父上と母上は!」
その言葉に動作を止める
「土井半助、アナタも分かってるはず」
その言葉で、現実を突きつけられた半助
涙がどんどんあふれ出てくる
「っ!そんなはずない!父上は強いんだ!きっと父上は、母上と一緒に私を待っている!
デタラメ言うな!!!この侍女!!!」
侍女、と言う言葉に反応するA
乾いた音が響く
半助は何がなんだか分からないようだ
「アンタさ、いい加減にしなさいよ
十歳だから、て甘えてていいわけじゃないんだ
」
「ヒグッ…!」
「分かったら、これに着替えて」
子供用の服を渡す
「着替えたらこっちにおいで」
襖を閉める
半助は不安だった
見ず知らずの女の人と生活することが…
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絹ごし豆腐 - 涙腺崩壊しましたッ…土井先生に目覚めました (2017年10月21日 14時) (レス) id: 4d70f7c8ca (このIDを非表示/違反報告)
コトミ - 泣きました! これからも頑張ってください あとこの作品の続き書いてみてください ハッピーエンド版を (2015年6月8日 6時) (レス) id: d449398816 (このIDを非表示/違反報告)
咲右エ門(プロフ) - 蓮華さん» ありがとうございます!最後の宣伝というなの宣伝の所に貼り付けている作品に、番外編を書いていきますので!そちらもよろしくお願いします! (2015年4月30日 18時) (レス) id: 29122c5890 (このIDを非表示/違反報告)
蓮華(プロフ) - はじめまして、蓮華と申します。この小説、占ツク通い始めてから読んだ中で初めて泣きました!!本当、感動の一言に尽きる…………!!という感じでした…………土井先生の幼い頃の話、こーゆーの大好きですっ! (2015年4月30日 18時) (レス) id: 55315901ec (このIDを非表示/違反報告)
咲右エ門(プロフ) - 椎茸砂糖の作り方さん» 最後までよんでくださり感謝です!次作もよろしくお願いします! (2015年4月1日 18時) (レス) id: 29122c5890 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:咲右エ門 | 作成日時:2015年3月26日 8時