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【第15弾】もしテヒョンと喧嘩したら ページ29

.



ガチャッ



「おかえり。」

TH「…ん。」

「?」





仕事から帰ってきたテヒョン。なんか不機嫌?

こういう時、慰めてあげるのが彼女の役目だよね。





「テヒョンイ、今日のご飯チャプチェだよ。」

TH「ん…」





お疲れの様子のテヒョンは、テレビの前のソファにドカッと座り携帯をいじる。





「ご飯先食べる?」

TH「風呂…」

「そっか。」





どうしたんだろ、なんかミスでもしたのかな。テヒョンにしては珍しいかも。





「あ、今日レンタル店でDVD借りてきたんだけど、これが凄い面白いって友達が言ってたの!」

TH「ふーん…」

「それでさ、今日の夜テヒョンと見たいなって思って、」

TH「…」

「どぉ?一緒に見ようよ…」

TH「チッ…うるさいっ!」

「っ…」ビクッ



ガシャンッ



テヒョンの急な大声に、持っていたお皿を落としてしまった。





TH「お前の声が疲れてる身体に響くんだよ、頼むから黙ってて…」

「…ごめん、なさ…」ポロッ





自然と涙が頬を濡らす。





TH「あ…」





そうだよね、テヒョンは疲れてる。それを癒すのではなく、そっとしておいてあげる方が大事だよ。

テヒョンが私のことを“お前”と呼ぶ時は、本当に怒っているとき。





「…ごめ、」

TH「違う、違うよ。ごめん。」ギュッ…





我に返ったようにテヒョンはソファから立ち上がりすぐさま私のもとへ駆け寄った。





TH「Aは何にも悪くない、全部俺が悪い。今日いっぱいミスしちゃって、そんな自分が嫌で八つ当たりしちゃった…」

「そっか…」

TH「Aに当たったりするのなんか1番しちゃいけない事なのに…ごめん。」





そう私に謝りながら頭を優しく撫でるテヒョン。





「私もごめんね、無神経だった…」

TH「んーん、何も悪くないって。ホントにごめん。」





その後のテヒョンはさっきまでの態度が嘘だったかのように、ご飯はおかわり、お風呂は私と入りたいだの言い出して…

逆に大変でした。





fin.

▽もしジョングクと喧嘩したら→←▽もしジョングクに公開告白されたら



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kaede1893(プロフ) - パスワード教えてほしいです... (2019年7月30日 14時) (レス) id: 783721ccc9 (このIDを非表示/違反報告)
ichigodaihuku(プロフ) - ○! (2019年7月30日 0時) (レス) id: ed19f2b0b5 (このIDを非表示/違反報告)
kaede1893(プロフ) - ○ (2019年7月28日 21時) (レス) id: 783721ccc9 (このIDを非表示/違反報告)
ナツミ(プロフ) - O (2019年7月28日 19時) (レス) id: 40230b137a (このIDを非表示/違反報告)
ジソ - 絶対◯です! (2019年7月28日 12時) (レス) id: 7e9311d63b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美雨 | 作成日時:2019年5月2日 18時

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