TH × JK 【短編】 (ページ17)

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【第9弾】彼女ちゃん風邪引いてたらテヒョンは？ページ17

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「…」

現在、絶賛発熱中。

頭が痛くて吐き気がして死にそう……。

自室のベッドで死にかけていると、玄関の開く音がした。

ｶﾞﾁｬｯ

TH「A～？ただいま～。」

「…ん、」

いつもなら“おかえり”って言ってあげられるんだけど、今はそうはいかない。

TH「…A？」

私の返事がなくて困ってるテヒョン、慌てて廊下を通る足音が聞こえた。

TH「A？帰ってないの？」

足音は段々寝室へと近づいてきて、すぐ側で再び扉が開いた。

「…おかえり。」

TH「いた…焦った。。」

「ごめんね、声出なくて。」

TH「どうしたの？具合悪い？」

「ん…ちょっとね。」

テヒョンが私の寝るベッドに腰を掛け、私の額に手を当てる。

TH「あっつ…熱？」

「…朝からちょっとだるめで…。」

TH「なんで言ってくれなかったの。」

「だって…朝はもうテヒョンいないし。。」

TH「連絡してくれれば飛んで帰ったのに。」

「ありがと…でもそんな訳にはいかないでしょ。」

するとテヒョンは、私の両頬を包みムニムニしてくる。

「…何よ。」

TH「Aの熱早く治れ～。っておまじないかけてる。」

「…ふふっ笑」

TH「こっちは真面目にやってるんだぞ。」

「ありがと、明日には治るかな。」

TH「そんな早く治るもんだっけ？」

「あんま重くないから、多分治るよ。テヒョンも早く寝支度して寝な？うつっちゃう。」

TH「…わかった。」

いつもは一緒のダブルベッドで眠っているけど、今日限りは私のみ別室でシングルベッド。

テヒョンが部屋を去り、シーンと静まり返った空間に何だか心細くなる。

そんな気持ちを紛らわすかのように、布団を深く被り目を瞑った。

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「…ん、？」

夜中に目が覚めると、背中に違和感。

だるい頭を動かして後ろを向くと、スヤスヤ眠るテヒョンの姿があった。

「！？…テヒョン、うつるってば。。」

TH「ん…一緒に寝ようよ、1人じゃ寂しい。。」ｽｰ…ｽｰ…

そう言ってまた眠りに落ちるテヒョン。

…流石にシングルベッドに大人二人はキツイかな…笑まあいいか。

寝顔が子供っぽくてとても愛らしい。

テヒョンの温もりを背中に感じながら、再び目を閉じた。

fin.