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A｢今日はありがとう。すごく楽しかった｣
ﾒﾛ｢どういたしまして。これでまた新しい気持ちでこの街に住めるな｣
A｢ﾌﾌ、たぶんね｣
あの後急な雨に雨宿りをしたり、メローネも初めて見るバールでお茶をしたりといろいろとブラブラした後、またメローネお気に入りのリストランテで夕食を食べて今に至る。
夜道は危ないから、と送ってくれたのは嬉しいのだがなぜ彼は私の家を知っているのか。
まぁ聞いたところで何かが解決するわけでもないし、いいかな、別に。
すっかり日が落ちチラホラと星が見えはじめた空。
しかし気温はまだ下がりきっておらず首筋にはじっとりと汗が滲んでいた。
ﾒﾛ｢まぁ君は普段運動なんかしてないんだろうから、明日は筋肉痛で一日中辛いだろうけどな。…A？｣
流れる汗も気にせず自分をじっと見つめるAの視線にようやく気がついたメローネ。
見つめ合ってからどれくらいの時間が経っただろう
その間に何人か人が通ったが、お互い知らんぷり
ここの人たちは他人のことにはまるで興味がないみたい。
A｢きっと、気持ちって減るものなんだと思うの。いつか薄れていってしまう…だから今、全部ある状態でメローネに言いたいことがあるの｣
考えていたことがまとまったのだろう。
先に口を開いたのはAだった。
受け止めて欲しいけど、受け止めて貰えるとは思ってない。でも言わなきゃ
好きじゃないフリなんかするのは私のなりたい私じゃない。
ﾒﾛ｢言いたいことって(A｢バッドニュースよ、メローネ。私、あなたのことが好きみたい｣……ぇ、あｯ、おい！｣
それだけ言って家の中へ入っていってしまったA
きっと私たちの理想の女性ならこんな時に逃げたりなんかしないんだろうな…
でも、言えた。ハッキリと、目を見て。
A｢メローネ、驚いてたな…｣
ﾌﾌｯと思い出し笑いを一つしては軽い足取りで鼻歌交じりにリビングへ向かう。
月曜日、メローネに会える最初の日。
その日からはじめよう、好きになってもらえるように。
悪くて、魅力的な女性になれるように
だから、また…
A｢いつもの席で待っててね｣
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寝子 - そうだった…。この小説ﾀ ﾋネタなんだった…。油断してました。今まで読んだメローネ夢の中で最高の小説です。ありがとう。 (8月8日 22時) (
レス) @page48 id: e527a68e96 (このIDを非表示/違反報告)
えすめ(プロフ) - はじめまして！この作品を最後まで読ましてもらいました本当に有意義な時間を過ごせたような気がします。ありがとうございました (2023年3月13日 8時) (レス) @page48 id: b5181500a7 (このIDを非表示/違反報告)
ななちき - 初見です。これ見て泣いてしまった…素敵な夢小説を無料で見れてとても嬉しかったです。ありがとうございました。 (2022年8月13日 16時) (レス) @page49 id: b8d74a9374 (このIDを非表示/違反報告)
鈴木(プロフ) - 鳴々さん» はじめまして、こちらこそ最後まで読んでいただきとても嬉しいです！わざわざコメントまでありがとうございました。 (2020年10月5日 22時) (レス) id: 73a3f062ce (このIDを非表示/違反報告)
鳴々(プロフ) - 初めて夢小説を見て泣きました、素晴らしい作品をありがとうございます……。 (2020年9月28日 0時) (レス) id: 4f23e7a07e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴木 | 作成日時：2019年5月13日 22時
