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"爆弾"と聞いたら、一体何を想像するだろう。
テロリストが人口の多いところに仕掛けるもの？空気の読めない人が言ってはいけないことを言ってしまうこと？
私だったら人の感情を連想する。
人は誰しも心の中に爆弾を抱えているもので、それはたった一つのボタンで簡単に爆発してしまう。
どんなに優しく賢い人だってそうだ。
そしてそのボタンは誰にも見ることはできない。 そこが一番厄介なところだった
誰もいない公園
昼間は大勢の人で賑わうそこは、夜になると街灯の明かりだけとなり静寂に包まれていた。
私、なんでここに居るんだろう…
今日は待ちに待ったデートで、映画館に行って、ディナーを食べて、今頃最高に幸せな気分になっているはずではなかったのだろうか。
A｢……ﾊｧ｣
爆弾
そうだ、爆弾だ。
彼が、ディスコティーカで出会った男が厳重に警備されていた私の中の爆弾のスイッチを押したんだ。
思い出してはまた嫌な気分になり手で顔を覆う。
いつもコーヒーを頼むあの上司も、私を利用する同僚も、ディスコティーカの男も
今までずっと貯めていた我慢が全て一つのスイッチで溢れ出てきてしまった。あーあ、これって私が悪いのかな、嫌だな。気まずくてもうあのお店行けなくなっちゃったじゃない
イライラに身を任せ両手両足を放り投げ、ベンチに横になる。
こんな格好、本当は良くないんだろうけど。どうせ誰もいないし、まぁ、いっか。
目をつぶると冷たい夜の風が頬を撫でる。
ずっとこのまま何も進まなきゃいいのに…
ﾒﾛ｢……何してるんだ？｣
A｢！？…メローネ。なんでここに…｣
知り合いが来ても寝転がったままの私を上から見下ろすメローネ
見なれた彼の顔は逆行の中でもよくわかる。
ﾒﾛ｢仕事帰りに偶然な。デートじゃなかったのか？｣
A｢こんな夜遅くに大変ね。お疲れ様
それと、その話はしないでくれる？腹が立ちすぎてどうにかなっちゃいそうだから｣
ﾒﾛ｢君がそこまでなるなんて珍しいな。…少し話をしよう。なにか飲むか？｣
そう言って財布を取出すメローネ
冗談っぽく 奢ってくれるの？と聞くと もちろん と答えてくれる
優しいが、これもきっと私を悪い女にするための一環に過ぎないんだろうな。
気だるかった体を起こしボサついた髪を手で軽く整え
A｢…お酒がいい｣
なんて、少し可愛げが無かったかな。
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寝子 - そうだった…。この小説ﾀ ﾋネタなんだった…。油断してました。今まで読んだメローネ夢の中で最高の小説です。ありがとう。 (8月8日 22時) (
レス) @page48 id: e527a68e96 (このIDを非表示/違反報告)
えすめ(プロフ) - はじめまして！この作品を最後まで読ましてもらいました本当に有意義な時間を過ごせたような気がします。ありがとうございました (2023年3月13日 8時) (レス) @page48 id: b5181500a7 (このIDを非表示/違反報告)
ななちき - 初見です。これ見て泣いてしまった…素敵な夢小説を無料で見れてとても嬉しかったです。ありがとうございました。 (2022年8月13日 16時) (レス) @page49 id: b8d74a9374 (このIDを非表示/違反報告)
鈴木(プロフ) - 鳴々さん» はじめまして、こちらこそ最後まで読んでいただきとても嬉しいです！わざわざコメントまでありがとうございました。 (2020年10月5日 22時) (レス) id: 73a3f062ce (このIDを非表示/違反報告)
鳴々(プロフ) - 初めて夢小説を見て泣きました、素晴らしい作品をありがとうございます……。 (2020年9月28日 0時) (レス) id: 4f23e7a07e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴木 | 作成日時：2019年5月13日 22時
