20話 ページ22
その後もパーティーは続き、料理を食べお喋りをしたりゲームをしたりした。
ドッキリ、まだしていないのはフーゴだけだけどいつするんだろう。
フーゴは自分から進んで料理を運んでくれたりしてるからその時に仕掛けるのだと思ってたけどまだ何もしてない。
ナラ「なーなーそろそろケーキ食おうぜー?」
フーゴ「そうですね、ぼく取ってきます」
そう言うとフーゴは立ち上がりケーキを取りに冷蔵庫の方へ向かった
ナラ「…んー?」
A「どうしたの?ナランチャ」
ナラ「いや、なんかヘンだなって思ったんだけど…気のせいか!」
ナランチャの視線の先にはケーキを取り出しているフーゴがいた。
…確かに何かがおかしい気がする。でも顔も髪型も変化はないし、服だって朝と同じだ
フーゴ「…ブチャラティ、ケーキ持つの手伝ってくれませんか?」
ブチャ「あぁ構わないぜ」
フーゴを手伝おうと立ち上がり隣に行く
A/ナラ「あっ!!」
ブチャ「?フーゴ、お前そんなに背が高かったか?」
感じていた違和感がやっとわかった!
フーゴとブチャラティさんが並んで立っている。そのフーゴの身長がブチャラティさんよりも高くなっているのだ!
フーゴ「みんながいつまでも気づかないからブチャラティに隣に並んでもらったんですよ!料理を運ぶ度に高くしていっていたのに誰も気づかないなんて!!」
ナラ「ギャハハハ!ぜんっぜん気づかなかったぜ!なんかヘンだと思ってたけどよー、そーだ!足が異常に長くなってるぜー」
アバ「おいオレより高くなってるじゃあねぇか
ハハ今何センチだこれ」
ミスタ「てかよー、お前地味なんだよな、やることがよぉ」
フーゴ「お前らが鈍感なんだよ。アバッキオこれぼくからのプレゼントです」
アバ「あぁグラッツェ」
最後のドッキリにしてはなかなか地味なイタズラだったが、それがフーゴらしくてみんなで笑った
ブチャ「次の誕生日はナランチャだな」
ナラ「おう!オレの誕生日はよーもっと派手なことしてくれよ?フーゴ〜」
フーゴ「君の誕生日は祝いません」
笑われた恥ずかしさからかそっぽを向いてしまうフーゴになんでだよーとちょっかいをだすナランチャ
二人の仲が良くてついまた笑ってしまう
A「ちゃんと祝うから安心してよナランチャ
ちゃんとみんなの誕生日を祝おう、これからもずっと!」
そう、ここにいる誰もがこの幸せなときが、当たり前に全員でいられることがずっと続くと思っていたのだ。
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鈴木(プロフ) - 星ひかりさん» コメントありがとうございます。完結までまだまだ長い時間がかかるかもしれませんが今後ともよろしくお願いします。 (2019年1月28日 0時) (レス) id: 73a3f062ce (このIDを非表示/違反報告)
星ひかり(プロフ) - とても面白いです!ブチャラティと主人公の近すぎない?関係性がワクワクします笑 (2019年1月19日 22時) (レス) id: e88cb9089a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鈴木 | 作成日時:2018年12月27日 23時