【ヒプマイ】俺に飲ませろお前の血【男主】

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病院を出てすぐ話しかけられた

さっきのリーマンと金髪に
さっき気をつけろって言われたばっかなのに…

「なーなー！A！
俺っち達と遊ばない！？」

『…嫌ですけど』

「ほんとごめん…こいつ言ったことしないと気が済まないから…」

『…それでも嫌ですよ』

あぁ、ほんっとめんどくさい
ホントだるい、関わりたくない。

「お願い！A！」

話すな

「ごめん…」

現れるな

「聞いてるー？Aー？」

人に会いたくない

『…まじで無理です、用事があるんで』

俺は振り切って車に戻る
今日は家に帰ろう、いや…帝統がいるかも知れない
どこに…

…仕事の時間までネカフェに居るか…？
いや…、漫画喫茶…、それともぶらつく…
…漫画喫茶でいいか

「＿失敗したねぇ、独歩」

「次は絶対、だから」

＿＿＿

『あ』

「おぉ…」

少し車を走らせてイケブクロにきた
ここなら大丈夫だろう

そして今読みたい漫画を手に取ろうとしたら恋愛漫画みたいな事が起きた
手と手が重なり合ってってやつ？

男同士だからドキドキなんてする訳ねぇよ

『すいません、これいいですよ。
俺違うの読むんで』

「…じゃあ遠慮なく…」

見た目的に高校生だろうか
青いスカジャンに帽子…整った顔。モテそうな奴だなぁ、
独身のおっちゃんは羨ましいよ

個室に戻れば読みたい漫画を読む、そして持ってきた分を戻しに行く

そしたらまた会った

「なぁ」

『ん？』

俺にか？と思ったが周りには俺しかいない。

「…お前の血、飲ませろよ」

口角を上げて悪く笑う、そんな顔で言われても絶対無理だからな
てかなんだよ、吸血鬼かよ…まじでやだわぁ

休みに来たのに

『御免、無理なんだァ。血とか飲まれるのまじで勘弁』

「なぁ、お願い…1回だけ」

次は子犬みたいな目をして言ってくる
まじでこいつなんだよ

てか学校行けよ

「……他の奴なら普通に飲ませてくれんのに」

『他の奴の飲んでんのかよ、学校で飲んで来い』

「もう飽きた、そこまで美味くねぇ奴が多いし。
でもお前は違う、すげぇ美味しそうな匂いがしてくる…」

またこいつも同じだ、あいつらと同じことしか言わない

「…あ"っ、二郎お前ここに居たのか…
早く帰るぞ、…あ、弟がすいません」

なんか兄みたいた人が出てきた
礼儀正しい人

『いえ…大丈夫です、

…俺の血飲んでもにぃちゃん悲しませるだけだぞ、それだけは辞めろよ。高坊』

俺は少し口角を上げてデコピンをして個室に戻った

…名前聞いてなかったな

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