同居生活18日目 ページ19
・ 入間side
朝起きれば、Aが横に立って何やら深刻な顔をしていた
「どうしたんです」
『…話聞いてくれる?』
少し悲しそうな声でそう聞いてくるもんだから
「…えぇ」
相談に乗ることにした
、
、
『…帝統に会いたい』
そんな内容
…親友くんって言ってたな
「じゃあ行きます?」
そう言うと明るい顔で私を見上げる
…Aのお墓を立てた場所はどこだろう。そこに行ってそうだが
少し準備しては早速車に乗り込む
Aも後部座席に乗り込んだ
「場所何処です?」
『ちょっと山道入ったところ』
そう言われ、車を発進させた
、
、
「ここか…」
やっとついた。結構長かったな…
___霊園。少し奥にありそうだな
、歩いていくと綺麗に掃除をされ、並べられた墓石
その奥にはピンクの髪、茶色の髪、そして青の髪の男が居た
『…ッ!帝統だ…!』
私の2歩前に出てはその方を見る
相手はやっぱり見えていないのか
少し黙ってはまじまじと三人を見ている
顔を覗いてみれば眉をひそめて今にも泣きそうな…
『…うん!帝統と会えたし満足満足。あいつももう元気そうだし…忘れてなさそうだし…』
元気よく一人でそう言うAは物凄く悲しそうだった
Aが歩いていくがやはり気づかない。私が近づいてようやく築いた
「あ、知ってる方ですかー?」
…確かこの人はシブヤの…
「えぇ、知り合いです」
そう言えば「そっか!」と答えて三人でどこかに行ってしまった
『…何か書いてあんな…』
ふとAが何かを見つけて手に取る
そこには " 大好き " の文字
あぁ、あの青髪の。
…Aはそれを見た途端号泣
まぁ、そうでしょうね…。
、
、
「もういいんです?」
『もういい!帝統にも会えた!自分の小さい墓も見れた!帝統からの告白も受け取った!』
なんて笑顔でいう。
受け取ったというか…あの紙の裏に " 俺も " と書いてまた同じ位置に戻していたんだが
…笑顔だったけど、やっぱり寂しそう
「A」
名前を呼ぶと『ん?』と返ってくる
「私も、下の名前教えますよ」
『おぉ、…は!?なんで!?』
「…気分…ですね」
さっきのAを見てくるものがあったから。なんて言えるわけ無いでしょう
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ハリヤヤマ☆ - すっごく好き!ハマ推しなので最高ですね!! (2019年1月29日 18時) (レス) id: f53e064560 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:俺 | 作成日時:2019年1月21日 1時