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コンコン
木製の木の扉を手の甲で叩く。
しーんと静まっていた師範の部屋からは「はい、入ってきてください」と柔らかな師範の声が聞こえてきた。
「失礼します」
ふわり
柔らかな空気と共に、藤の花の香りが鼻を擽る。
慣れない匂いに毎回鼻が擽ったくなり、鼻を拭った。
「A、昼に言ってた『精神的にも疲れている』の原因、話してくれますか?」
師範は柔らかな声と共に、心配そうな眉を下げた笑みを作った。
「私がどんな理由でも、失望せずに聞いてくれるでしょうか」
「はい。どんな理由でも、私は聞きますから。安心して話してくれると嬉しいです」
『安心』なんて貴女は言ってますが流石に私を舐め過ぎです。
扉の向こうから皆と炭治郎が居るの、分かってますよ。
もしもの時の為に炭治郎を呼んだのですよね。貴女の思考は読み取りやすいのです
…でも、ここで話して原因が炭治郎だと解ったら、皆はどんな反応をしてくれるだろうか
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瑠衣 - データが全部消えるとかマジで落ち込みますよね・・・!!続編を出してくれるだけでとても嬉しいのでいつまでも待ってます!楽しみです (2021年3月2日 16時) (レス) id: 9f4a8dbb0c (このIDを非表示/違反報告)
瑠衣 - うぉう・・・。感情移入がすごく出来過ぎて、切なくなります。応援してます!! ボソッ 炭治郎と仲直りできると良いですね! (2021年2月28日 15時) (レス) id: 9f4a8dbb0c (このIDを非表示/違反報告)
きまぐれ - 凄く共感できる作品です。これからも頑張ってください!応援しています! (2021年2月28日 10時) (レス) id: ecd424d2bd (このIDを非表示/違反報告)
きまぐれ - 大丈夫ですよ。私も炭治郎好きじゃないんで。←いやこの発言事態が大丈夫じゃねぇよ。 (2021年2月28日 10時) (レス) id: ecd424d2bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葉華 | 作者ホームページ:http://mkn
作成日時:2021年2月26日 20時