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あー、つまんない。
いつもなら楽しいはずの師範やみんなとの稽古、
休憩には炭治郎のことばっかり話すし。
「それで炭治郎さんが…って、聞いてますかAさん?」
「ごめんね、少しぼーっとしてたみたい」
そう言い、何とか唇の端を吊り上げた。蝶屋敷に住んでいる皆がいる中だ。自然に、自然ににっこり笑う。引き攣ってないだろうか
炭治郎はとにかく生意気で距離が近い。師範にも『しのぶさん』と下の名前で呼んでいる。
師範は鬼殺隊を支える柱なのに、恥ずかしくないのだろうか。
「そんなに炭治郎が好きなら炭治郎と稽古をすればいいのに…」
心のなかで言ったつもりが私はどうやら声に出してしまったよう
でも、今はそれが気持ちいい。だって、自分の本心を知ってもらって悪い気はしないタイプだから
「ご、ごめんなさい…最近、精神的にも疲れていて…」
皆は心から驚いたように元から私より大きな目をぱっちりあけ、こちらを見る。
そんな皆を横目に、私は一つ笑みを零すのであった。
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瑠衣 - データが全部消えるとかマジで落ち込みますよね・・・!!続編を出してくれるだけでとても嬉しいのでいつまでも待ってます!楽しみです (2021年3月2日 16時) (レス) id: 9f4a8dbb0c (このIDを非表示/違反報告)
瑠衣 - うぉう・・・。感情移入がすごく出来過ぎて、切なくなります。応援してます!! ボソッ 炭治郎と仲直りできると良いですね! (2021年2月28日 15時) (レス) id: 9f4a8dbb0c (このIDを非表示/違反報告)
きまぐれ - 凄く共感できる作品です。これからも頑張ってください!応援しています! (2021年2月28日 10時) (レス) id: ecd424d2bd (このIDを非表示/違反報告)
きまぐれ - 大丈夫ですよ。私も炭治郎好きじゃないんで。←いやこの発言事態が大丈夫じゃねぇよ。 (2021年2月28日 10時) (レス) id: ecd424d2bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葉華 | 作者ホームページ:http://mkn
作成日時:2021年2月26日 20時