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「と、時透兄弟じゃん…」
「チョットA大丈夫?確か無一郎の方が駄目なよのね」
時透兄弟。彼らは将棋部でも世間的にも有名な兄弟。
そういえばプロ棋士間近としてテレビにも出てきたっけ。
無一郎君は少し苦手だ。刀鍛冶の里襲撃の時から竈門君にベタベタだったから。
なんで刀鍛冶の里襲撃の事を知っているかって?まあそのうち話してあげるから、その時までは待ってて。
「えっと君たちは…あ、そうそう。謝花先輩と橙山先輩だっけ」
何処か違うところを見ながら話す無一郎は今世ではあまり前世よりも炭治郎君に引っ付かない。
多分私が居るから嫌々やってくれているのだろう。そこまでしなくていいのにね
私が二人に怯えてほんの少し震えているとそれに気づいた有一朗が無一郎の襟をつかみ、軽く会釈をしてスタスタと通りすぎていった。
「ほら、もういないわよ」
安心しなさい、と梅ちゃんは私を宥める。これでも先輩なのに情けない
梅ちゃんが指定したベンチに座るとさーーっとまだ随分と早い冷たな北風が吹いた。
「まだ十一月チョー前半よ?こんなに寒いのに」
「しょうがないだろ、でも今年は一層寒い冬が来るってよ」
はーっと謝花兄妹が吐いた息はほんの微かに白く霞んでいて、それが冬の訪れを知らせていた。
前世はただ見ていることしか出来なかったけど、今年は触れられることが嬉しい。
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きまぐれ - これからも頑張ってください!応援しています(*´ω`*) (2021年3月5日 22時) (レス) id: ecd424d2bd (このIDを非表示/違反報告)
きまぐれ - 続編!ありがとうございます!こんな私の人間不信という案を採用してくださり!(´Д`)ハァ…炭治郎の事好きになれない…この小説うちに合っとるわぁ (2021年3月5日 22時) (レス) id: ecd424d2bd (このIDを非表示/違反報告)
名無し99875号(プロフ) - 続編ありがとうございます めっちゃ楽しみにしてました! (2021年3月2日 22時) (レス) id: 0f02a1bc0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葉華 | 作者ホームページ:http://mkn
作成日時:2021年3月2日 20時