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双忍が鉄串をさらりとかわした。
A「そっちに避けてはいけないっ!」
不破「え!?うわぁ!?」
不破は近くにあった水たまりに、足を取られてしまった。
男「隙あり!」
男は、また鉄串を不破に打ちはなった。
不破「っ!」
不破の手の甲には鉄串が突き刺さり、血がジワリと滲んでいる。
鉢屋「雷蔵っ!?」
A「雷蔵先輩っ!」
不破はしびれ薬が効いてきたのか、足をガクガクと震わせながらAに近づいた。
不破「A……ごめん、守れな…か…っ……」
不破はAに手を伸ばしたが、届くことなくその場に倒れこんだ。
A「いや…いやぁぁぁぁあぁあ!雷蔵先輩!雷蔵先輩っ!」
Aは不破に駆け寄り、手を取った。
男「あと二人…と小さいの二人……」
男は立花に体を向けた。
次はお前だと、言わんばかりに。
鉢屋「くそ!雷蔵になんて事しやがる!俺が相手だ!」
立花「だめだ鉢屋!お前はAを守れ!」
立花が、手裏剣を複数打った。
しかし男は、全ての手裏剣を苦無ではじき返した。
立花の元へ手裏剣が返ってくる。
苦無を構え、手裏剣の軌道を変えた。
立花「(だめだ隙がない…)」
男「…ふっ!」
男は立花と鉢屋を交互に攻撃し始めた。
得意の暗器の連射だ。
しびれ薬が塗ってあることがわかっている二人は、するりと鉄串を避け続けている。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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作者名:屋 | 作成日時:2018年1月25日 12時