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男「!?……止まれ!」
男の言葉に、他二人も足を止めた。
男2「どうした?」
男「なにかいる………二…三…四…五…六人だな。」
男はギロリと茂みを見渡した。
男「お前ら二人は先にアジトへ。おそらく忍たまがいるだろう…アジトにいる忍たまを皆捕らえておけ!…俺はここで戦う。散れ!」
男2・3「「はっ!」」
男の言葉に、他男はアジトへ駆け出した。
男「さて………ここまできたこと褒めてやろうっ!出てこいっ!」
男の目線の先の草山が揺れた。
中から忍たま六人が現れた。
中在家長次・立花仙蔵・鉢屋三郎・不破雷蔵・伊賀崎孫兵・摂津きり丸が、男を囲い込む。
男「ほぉ、俺にたった子供六人とは…舐められたものだな。」
A「みっ皆さんっ!」
Aは安心したのか、力なく座り込んでしまった。
伊賀崎「Aっ!…Aを返せ!」
男はニタニタと笑い、片腕を前に突き出した。
男「まだ暗記させたものを聞いていない。返すわけには行かないなぁ…まずお前から仕留めてやる!」
男が片腕に手を添えると、鉄串が飛び出した。
暗器の鉄串が、中在家の腕を掠った。
中在家「!………っ!?」
しばらく戦闘体制だった中在家が、片足をついた。
男「はっ!しびれ薬だ!そこで寝そべってろ!なに、死にはしないよ。」
中在家「!…すまん…A…」
中在家はAに目線を向け、その場に倒れた。
A「長次先輩っ!?やめろ……やめろぉぉおお!」
男「っ!」
Aは男の顔に砂をかけ、逃げ出した。
Aは中在家に駆け寄り、中在家に覆いかぶさった。
中在家「すまんA、もう動けない…お前だけでも逃げろっ…」
A「いや…絶対いやです!」
Aは頑なに拒んだ。
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作者名:屋 | 作成日時:2018年1月25日 12時