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伊賀崎「あっ…Aおはよう。」
Aが長屋に戻ると、伊賀崎が布団をしまっていた。
A「おはよう孫兵くん。僕、手裏剣とってから教室行くから先行っててね。」
伊賀崎「わかった。保管場所わかる?作兵衛呼ぼうか?」
A「いや、大丈夫だよ。3ヶ月前、用具一覧表見せてもらったから覚えてる。」
伊賀崎「流石。」
A「ありがとう。早く着替えて行かなくちゃ…」
伊賀崎「僕も着替えよう…」
二人は布団を仕舞ったあと、忍び服に着替え始めた。
伊賀崎「そういえばA、今日行こうとしているのって裏裏山の方の市?」
A「そうだよ?どうしたの急に?」
伊賀崎「あの辺、最近忍者がいるって聞いたから…」
A「聞いた?…誰から?」
Aは手を止め、伊賀崎に目を向けた。
伊賀崎「前、ジュンコが逃げた時に学園長先生の離れに行ったんだ。その時…誰と話しているかはわからなかったけど、そう聞こえたんだ。」
A「…ありがとう孫兵くん、覚えておくよ。」
伊賀崎「……誰か上級生と行った方が…」
A「でも五年生も六年生も実習中だし…早めに帰ってくるようにするよ。」
伊賀崎「………わかった。」
A「じゃあお先に。」
Aはタオルを持って、用具倉庫へ向かった。
伊賀崎「………不安だ…」
ラッキーデザート
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作者名:屋 | 作成日時:2018年1月23日 19時