Birth ページ6
「…いや、嫌よっ!!来ないで!!!きゃぁぁ!」
「深夜の暗い道にはお気を付け?」
腕の中で彼女は息絶えた。
綺麗に着飾った身体から赤い物が流れ出す。
「2人目、完了。」
あの日から俺は何かに目覚めたように人を襲い始めた。
最初は手が震えて思うようにできなかったが、もう慣れた。
表の街で楽しそうに歩いている誰かに狙いを定め、その日の深夜にその人の親しい者たちを消していく。
先日、見つけた愉快そうな男は両手に何人もの女を連れて歩いていた。
それを見た瞬間に身体が疼いた。
あの満面の笑みを絶望の顔へと変えられたなら…どんなに愉快だろう。
俺の腕の中で息絶えた女性はその男の親しい者だ。
あと3人で彼の絶望を見ることができる。
それから2日またいでやっと5人の女たちを葬ってやれた。
腕に抱えていた女性たちが殺されたと知り、男は死んだような表情で表を歩いていた。
俺は変な感覚に陥った。
もっと、もっと、とでも言うように手が震え出した。
そこから俺にはある名前が付けられた。
[切り裂き魔 Jack the Ripper]と。
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きりん。(プロフ) - Rさん» 有難う御座います!! (2017年6月11日 19時) (レス) id: 4bb6f05387 (このIDを非表示/違反報告)
R - 今から読んでみます! (2017年6月11日 13時) (レス) id: 0a6b6d9361 (このIDを非表示/違反報告)
yuma - きりん。さん» ええ、もちろん。 (2016年10月9日 22時) (レス) id: 24df768a59 (このIDを非表示/違反報告)
きりん。(プロフ) - yumaさん» 読んでくださり有難う御座います(^言^)病んでるの好きでしょう?wwwww (2016年10月9日 22時) (レス) id: 4bb6f05387 (このIDを非表示/違反報告)
yuma - いい感じに病んでますね(゚c_ (2016年10月9日 22時) (レス) id: 24df768a59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きりん。 | 作成日時:2016年10月3日 0時