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the past ページ3

「A、ごめんね。」


俺の母親はそんな言葉を最後に姿を消した。

狭いアパートのワンルームに白黒の写真と線香。


皆…俺の前から消えた。



いつからか、スラム街で暮らすようになった。


生気なんてないのに何故か生きてる。


「やっほ。元気?A、めっちゃ暗い顔してんぞ?」


いつの間にか、友達もできてた。


「…うるせぇ。」

「あっははwwwそんなに怒らないでよ。」


此奴はカオル。

俺がアパートを追い出されてスラム街に来てからなぜかずっとついてくるお調子者。


分かりやすい特徴といえば、全身が包帯で覆われてるくらいだ。

本人に聞いたことはないが、勝手に大やけどでもしたと考えてる。


「そういやさ、最近、港の近くで銃声聞こえるよね。僕らも…殺されちゃうのかな。」

表情が読めないからなんとも言えないが心配そうな顔でもしてるんだろう。

「…別に、お前はマフィアに目なんかつけらんねぇだろ。」

「そうだといいけどね〜。」



今の時期の夜は少し冷える。

目の前の子供は寒そうに体を丸めて寝ている。


横にいる包帯頭も寒そうに腕を組みながら寝ている。


なんとなく上を見るとあと数日で満月になる月が見えた。



…あと少しで満ちる月を見てみたいと思った。

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きりん。(プロフ) - Rさん» 有難う御座います!! (2017年6月11日 19時) (レス) id: 4bb6f05387 (このIDを非表示/違反報告)
- 今から読んでみます! (2017年6月11日 13時) (レス) id: 0a6b6d9361 (このIDを非表示/違反報告)
yuma - きりん。さん» ええ、もちろん。 (2016年10月9日 22時) (レス) id: 24df768a59 (このIDを非表示/違反報告)
きりん。(プロフ) - yumaさん» 読んでくださり有難う御座います(^言^)病んでるの好きでしょう?wwwww (2016年10月9日 22時) (レス) id: 4bb6f05387 (このIDを非表示/違反報告)
yuma - いい感じに病んでますね(゚c_ (2016年10月9日 22時) (レス) id: 24df768a59 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きりん。 | 作成日時:2016年10月3日 0時

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