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翌日、本当に母が迎えに来た。
前までの暮らしが戻って一週間、二週間が経った。
あれから先生とは一言も話していない。
というか、避けられてる気がする。
職員室に生徒を呼び出す理由があれば、必ず私を呼んだのに。
目が合えば、必ず意地悪してきたのに。
「A、元気ないよね最近。」
「そう?気のせいだよ。」
「失恋、した?」
「失恋?笑 してないよ笑」
「A、私には話してよ。」
もう既に目に溜まっていた涙が溢れ出して、止まらなかった。
この日私たちは初めて、授業をサボった。
「やっぱり先生だったんだ……。」
「やっぱり…?」
先生とのことを全て優香に話した。
そしてその反応は意外なものだった。
「先生を見る目がね、恋してたから。分かってたよ。」
「優香はすごいね。」
「いい恋したんだね。」
そう笑う優香を見て、思った。
「私、諦めたくない。」
先生を好きなこと、こんな形で終わりにしたくない。
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杏子(プロフ) - 美由希さん» 美由希さんご指摘ありがとうございます。 (2017年3月2日 22時) (レス) id: 211a017d12 (このIDを非表示/違反報告)
美由希(プロフ) - これは実在するグループ名、または団体を使った二次創作です。オリジナルフラグをお外し下さい。運営に削除されています。 (2017年3月2日 7時) (レス) id: c582e4328f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杏子 | 作成日時:2017年2月25日 0時