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遅刻寸前で入った部屋には何故か先生がもういて、意地悪な顔で私を睨んだ。
『(ほらぁ〜)』
だから行ったじゃんって言うように口パク。
でもちゃんとチャイムに間に合うように入った私は
「(まにあってます)」
と口パクで返した。
「ねえA〜!」
そんな私らしくないやりとりを気付かずに遮ったのは優香。
「優香おはよう。どうかした?」
「彼氏に振られた。」
「え、佑亮くん?」
確か優香の長い片想いの末、半年くらい付き合ってた気がする。
「そう。あ〜もう先生にしちゃおっかなあ〜〜!」
「はあ!?」
「何よ、こうなったらもうヤケクソよ!あ、、、、、先生結婚してるんだった、、、、、」
「そ、そうだよ。なに馬鹿なこと言ってんの……」
正直一瞬焦った。
まさか先生が出てくるなんて思ってなくて。
「Aもそろそろ恋したら?失恋した私が言うのもアレだけど。」
「ないね。」
「やっぱりちょっと上の男の人がいいんじゃない?先生とか。」
「絶対にない。」
「なんでそんなに言い切るのよ。結婚してるから?」
「そ、そうだよ。」
絶対ありえない。
私が先生を好きになるなんて。
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杏子(プロフ) - 美由希さん» 美由希さんご指摘ありがとうございます。 (2017年3月2日 22時) (レス) id: 211a017d12 (このIDを非表示/違反報告)
美由希(プロフ) - これは実在するグループ名、または団体を使った二次創作です。オリジナルフラグをお外し下さい。運営に削除されています。 (2017年3月2日 7時) (レス) id: c582e4328f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杏子 | 作成日時:2017年2月25日 0時