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「A〜先生ヤバくない!?超イケメンじゃん!」
「ごめん優香、全然分かんない。」
「あー、そうだった男嫌いだもんねAは。」
「おじーちゃん先生なら好きだけど?」
「もうそれはもはや男とは言えないね。」
「だからだよ。」
女子高とはいえ、もちろん男の先生はいる。
それは百歩譲って耐えてきた。
だってみんなおじいちゃん先生だから。
「海先生〜!何歳ですか〜?」
『もうすぐ23になるよ。大学卒業したばっかりだからね。』
は?え、、、たったの4歳差!?
ありえないありえない。
「はいはーい!彼女はいますか〜?」
『みんなが彼女だよ……とでも言うと思った?(笑)』
「ちょっとなにそれー!(笑)」
『じょーだんだよ、結婚してる。』
その言葉には私も素直に驚いた。
興味無いとはいえ、23の新任教師に結婚してるなんて言われたらそりゃ誰でもびっくりする。
先生をチヤホヤしていた教室は一瞬静まり返って、ざわついた。
当の本人はドヤ顔ともとれる表情で、左手の薬指に光るリングを見せている。
『はい、他に質問は〜??』
間違いなく今日イチのハプニングをサラッと流そうとするこの人は、事件の匂いがする。
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杏子(プロフ) - 美由希さん» 美由希さんご指摘ありがとうございます。 (2017年3月2日 22時) (レス) id: 211a017d12 (このIDを非表示/違反報告)
美由希(プロフ) - これは実在するグループ名、または団体を使った二次創作です。オリジナルフラグをお外し下さい。運営に削除されています。 (2017年3月2日 7時) (レス) id: c582e4328f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杏子 | 作成日時:2017年2月25日 0時