茨の狙撃手2【ゴールデンカムイ】 (ページ2)

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50話ページ2

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白石｢え？…え？と、言うことはAちゃんの苗字って本当は鶴見なの!?

鶴見中尉はお兄ちゃんなの？えぇえええ!!!｣

『だからさっきからそう言ってんじゃん！あほか！』

大雪山を下山しネズミと白石を炙りながらそう呟いた(※白石は炙ってません)
ってか鶴見中尉の血縁だからってみんな黙るのやめて！空気に困るでしょ!!!

杉本｢いや、でも何か意外と言うか…納得できるというか……

人生分からないもんだな｣

アシㇼパ｢私は知っていたぞ!生まれた時から一緒にいたからな

もっとも幼少期の話は初めて聞くが…｣

風が炎を揺らめかせ薪が音を鳴らす
ちらりと何も喋らない尾形を見やると思わず目が合った
彼は髪を整えながらじっとこちらを物珍しそうに見ている

尾形｢似てないな｣

『うるさっ!!』

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『ち、ちちうえ！しゃげきのたいかいで1位になりました』

父｢そうか、よくやった。これからも励め｣

『ありがとうございます』

褒めて貰えた事などAの記憶では1度もなかった
1位が当たり前の世界ではそれ以外は弱者として扱われる

きっと、もっと腕を磨いて1番を沢山取ればいつか父上も母上も私を見てくれる
剣を握る手にマメができようとも、銃を何時間にぎり続けようともAは弱音を吐かずに懸命に努力した

そんなある日の事だった