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私は就職してからは環境の変化に慣れるので精一杯だったし平日は会社から家までの往復、休日は太一くんと過ごす時間を優先していた。
長く付き合っていれば相手の嫌な所が目立つし、喧嘩も増えるから一緒にいたくなくなるみたいな話しはよく友達から聞いていたけど、私は違った。
いくら好きな相手であっても所詮は他人で、価値観や譲れない部分だって全てを理解出来なくて当然だと思っていたから、太一くんにとって理解のある彼女でいた。
「今日会社の同期と飲みなんだ」
と言われれば大人しく私は家で待った
「宮城から友達が東京に来てるから帰り遅くなる」
と連絡が来れば久しぶりに休みが合ったのにと思ったけど、家で待っていれば太一くんは帰ってくるしと気にしなかった
「会社の上司の付き合いでキャバクラに行ってた」
と言われれば如何わしいお店ではないし上司の付き合いなら仕方ないと、いつもの香水の匂いじゃない太一くんに「もう行かないで」とは言えなかった
「Aちゃんは酒、弱いよな」
鉄朗の一言でハッと我に返る
『まあ、強い方ではないかも。
記憶が飛ぶまで飲んだ事ないし』
「じゃあ記憶が飛ぶまで飲んでみる？
オススメはしないけど」
今日なら俺がAちゃんの事家まで送れるから別にいいけど、と何かを見透かされた鉄朗の目を直視出来なかった。
『そしたら嫌な記憶も忘れられる？』
残り少なくなった2杯目に頼んだレモンサワーのグラスの氷が溶けて、ほぼ水のようになったそれを流し込んだ。
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おむらいす(プロフ) - 黒瀬さん» 嬉しすぎるコメントありがとうございます=͟͟͞͞♡かっこいいクロになれて良かったです！笑またいつでも遊びに来てください♡ (2022年10月9日 10時) (
レス) id: def19ab9bc (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬(プロフ) - 最高すぎてもうなんですかこれ……クロくんがもうかっこよくて、かっこよすぎて、しにそうでした。語彙力なくてごめんなさい。この作品に出会えたこと、本当に幸せです！おむらいす様に感謝！ (2022年10月8日 19時) (レス) @page48 id: 59e036be23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おむらいす | 作成日時：2022年4月5日 20時
