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「Aちゃん？」
もう今日は会えないんだと思っていた鉄朗がそこにはいた。
『お疲れさま』と言った声が緊張で上擦っているのが自分でもよく分かる。
「Aちゃんに会いたくて店に顔出しに来たけど、こんな雪だし本当にいるとは思わなかった」
積もるほどの雪の日に女１人で飲みに来るなんて変なのかも、と鉄朗の言葉を深読みしてしまって恥ずかしさから目を合わせられず、鉄朗のスーツの胸ポケットに刺さっているボールペンを見ることでなんとか気持ちを落ち着かせる。
だけどいくら見たってただのボールペンに変わりなく、ドキドキと煩い心臓は落ち着かないでいると「送るよ」と、鉄朗の声が聞こえれば既に歩き出そうとしている広い背中。
手、繋がないんだ…。
付き合ってるわけでもない、ただの友達に手を繋ぐというルールはない。
いつも繋いでいた数歩先を歩く鉄朗の手を見ながら�爐燭世陵�達�瓩箸いΕ錙璽匹僕遒噌�んだ。
私は鉄朗に好きだと言われたから好きになったわけじゃない。
一緒に居て楽しかったし、他愛もない会話をするだけでも居心地がよくて好き。
何よりも太一くんとの事を知っていたのに私が話すまで何も聞かずにいてくれて、泣いた私の事も太一くんとの事も全てを受け入れてくれて変わらずに傍にいてくれた。
そんな純粋で真っ直ぐな鉄朗の事を次第に意識するようになった。
きっと鉄朗に好きだと言われなくても、いずれ私は好きになってたと思う。
自分の中で鉄朗への気持ちを確認するように、お互い一言も会話もないまま私は鉄朗の後を歩く。
こんなに話さずにこの道を歩くのは初めてだな、なんて思っていれば「着いたぞ〜」少し後ろを歩く私に振り返ってそう言った鉄朗と目が合いドキッとする。
目が合ったからなのか、こらから私が口にする言葉を想像したからなのか。
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おむらいす(プロフ) - 黒瀬さん» 嬉しすぎるコメントありがとうございます=͟͟͞͞♡かっこいいクロになれて良かったです！笑またいつでも遊びに来てください♡ (2022年10月9日 10時) (
レス) id: def19ab9bc (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬(プロフ) - 最高すぎてもうなんですかこれ……クロくんがもうかっこよくて、かっこよすぎて、しにそうでした。語彙力なくてごめんなさい。この作品に出会えたこと、本当に幸せです！おむらいす様に感謝！ (2022年10月8日 19時) (レス) @page48 id: 59e036be23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おむらいす | 作成日時：2022年4月5日 20時
