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面接 ページ9

最強(五条悟)に掴まっていたら知らない山奥に居た
………本を読むと此処はどうやら東京らしい
東京にこんなところあったんだ、以外だな

「読書に集中できそう。」

「でも今から君がするのは読書じゃなくて面接ね。
しかも面倒なヤツ。」

「そうか……それは残念だ。」

敷地内を歩いていくと一つの建物の前で止まった
なるほど、此処が面接会場かあ〜
…………暗そうだな、これじゃ本は読めない
………………予測できなくなるのだけど……

「遅いぞ五条、何度目だ?」

「いやあ〜〜ごめんごめん。
でも連れてきたし良いでしょ?ね?」

「…………まあ、今回は許そう。」

「……………………自己紹介は後でいっか、面倒だし。」

キョウカ(暗いから本の文字全然見えないな〜。
えーと、次の文は………何故此処に……んー???わかんない………)

「何故此処に来た?」

「…………何故ね〜…………………一つしか回答が出てこないのだけどそれが答えって事で良い?」

「…………」

「無言だね……ま、答えは単純に【面白そうだから】だね。」

「面白そう…………?
命を賭ける仕事に【面白い】……か。














不合格だ。」

「知ってる。」ニコッ

私は笑みを浮かべ
そして片手に白い表紙の本を持ちながらもう片方の手で向かってきた人形を抑えた
二人は驚いてた顔をしている

「…………うん、良いね。
目が慣れてきた……コレならイケるな。」

そしてまた人形達が来た

「右、左、右上、右から左………っと」

呟きながら避けていく
………でも普通に邪魔だな本のページめくれない。

「はあ…………仕方ない、黙らせるか。おっと左……
………『人形達は最初っから動かなかった』と。」

本に描き足す
すると人形達はピタリ、と動かなくなった

「いやあ〜鉛筆持ってて良かった、
僕殴り殺されるトコだったかも。
さて、改めて……………さっきの質問の答えがなんで【面白そうだから】だったかわかる?」

「………イヤ。」

「私は全部に飽きたんだ。
だから本質とか本性とかそういうのがわかりそうな事は大好きだ。
例としてトロッコ問題を出そう、ある二つの線路の一つには自分の大切な人が居ます、もう片方には50名ほどの老若男女が。
…………五条はどっちを助ける?」

「んー、僕は大切な人かな。」

「でも一般人の一人が言うんだ、死 にたくないってね。
それに同情し回りは焦り、怒り、悲しみ、後悔し、そして懺悔する者も。



それが面白い。」

・→←初めまして最強さん



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作者名:かぐチャーハン | 作成日時:2022年12月14日 20時

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