you are an idiot ページ4
取り敢えず私とキョウキは廃墟を後にして
今は住宅街を彷徨いてた
白い表紙の本を読みながらね
「はあ………にしてもつまらないものだね。
悪魔が居ないのがこんなにも平和だとは…………楽しみが一つ減ったよ。」
「クゥン……?」
「フフ、君は僕の楽しみが減ったくらいなんだって感じだね。」
「ワンッ!」
フラフラと歩いていると公園にたどり着いた
………少し休むか
そしてベンチに腰かける
数分経つと自分の隣に和服メイド姿の女性が現れる
「…………どうしたんだい?エイカ。」
「………いえ。只空が綺麗だな、と思いまして。」
エイカは言った
「…………何時も通り甘ったるいわね、独占欲強すぎると嫌われるわよ。」
「………ワンッ……。」
キョウキが鳴く
「………you are an idiot。」
「だ、誰がですか!!!」
「ワフッ?!?!」
キョウキやエイカが驚いた顔をして僕の方を向く
…………これじゃあ集中して本が読めないんだけど…………
そしてとあるページの一文を見て僕は白い表紙の本を閉じる
「…………あー、成る程…………
二人とも移動するよ。」
「………了解ですご主人様。」
「ワンッ!」
そしてまた僕らは住宅街を彷徨く
……今度は街に出た
ちょうど良いや、
色々としよ。
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作者名:かぐチャーハン | 作成日時:2022年12月14日 20時