29 心配事 ページ30
唐突な夏目サイド
「え?Aちゃんが珍しく登校してない?」
「そうなんダ、まぁ支障は出てないけどネ」
「支障出まくりじゃないですか?そういう時は俺を頼ってくれて良いんですからね!よしよーし♪」
「やめろゴルァ」
「そんな分厚い本投げないでください!」
はぁと深いため息を吐き、珍しく先輩の指示に従うと微かに涙が浮かぶ目をギロリと睨み付ける
別に痛さなんてそのモジャモジャ頭でガードされてるでしょ
「それよりセンパイは大人しく図書室にでも行って本の整理してなヨ」
「だって、人手の足りない夏目くんが心配で」
「だから平気だかラ……」
「そうじゃなくて……」
不安そうに呟く先輩を珈琲の入ったカップを傾けながらまじまじと見つめると、時に深刻そうに麦藁の瞳がこちらを捉える
「Aちゃんのこと、心配でしょ?」
「ハァ?」
「ほら、毎日たまにのプロデュースと夏目くんの助手のために脱不登校した彼女ですが、もしかしたら逆戻りしてたり、風邪とか……はたまた死_」
「……本音を言うと、心配かもだけド」
妙な冷や汗が流れる
確かに彼女はなんやかんやで鬼畜に各ユニットをプロデュースしてる訳だし、常人より忙しい日常の中でほぼ毎日ボクの手助けをしている。 疲労が溜まるのも、仕方ない
「じゃあ家に伺ってみたらどうです?結構前に一緒に帰ってたじゃないですか」
「うン、放課後家に寄ってみるヨ」
「俺、いつもでも応援してますよ」
「何ヲ?」
見事に先輩にキャッチされた本を先輩の手元から奪い取るも、それは数秒後
「夏目くんの恋を!」
再びぶん投げることになる
105人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
plum(プロフ) - あおばさん» コメント有難うございます!こちらこそ応援してくださり感謝です、これからも頑張りますので是非plumをよろしくお願いしますね (2017年10月10日 0時) (レス) id: 78b8758350 (このIDを非表示/違反報告)
あおば(プロフ) - 完結おめでとうございます!!すっごく面白くていつも更新を楽しみしてました!!これからも頑張ってください!! (2017年10月9日 19時) (レス) id: b75586ec16 (このIDを非表示/違反報告)
plum(プロフ) - すのーどろっぷさん» コメント有難うございます!面白く出来て良かったです。何とかあの二人を結びました(強制)。こちらこそ最後まで見てくださりありがとうございました。これからも頑張っていくのでよろしくお願いしますね (2017年10月9日 14時) (レス) id: 78b8758350 (このIDを非表示/違反報告)
すのーどろっぷ(プロフ) - 完結おめでとうございます!!最後までとても面白かったです!夢主ちゃんと夏目くん、結ばれて良かった;;;←執筆お疲れさまでした〜 (2017年10月9日 14時) (レス) id: 9445aaa6c2 (このIDを非表示/違反報告)
plum(プロフ) - うろとさん» コメント有難うございます!楽しんで頂けて嬉しいです…!夢主のことですから猫語のみでなくきっと他にも色んな言葉を使ってる気がします笑 (2017年10月6日 17時) (レス) id: 78b8758350 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:plum | 作成日時:2017年9月1日 20時