【あんスタ】私は貴方に告白してない＊番外編詰め【逆先夏目】

メイド服を彼氏に着せる ページ8

ゲー研部室


『つむぎ先輩……』

「Aちゃん……」



『「こ、れ、は ……！！」』


「あ、あんまりジロジロ見ないでくれるかナ？」



私とつむぎ先輩の目の前には つむぎ先輩お手製のメイド服を着た 逆先夏…… なつめちゃん

ヤバい、超可愛いわ……
先輩よくやってくれたわ

そう、数週間前から私は手先の器用なつむぎ先輩に逆先への日頃の倍返しをするためにメイド服を作ってもらっていたのだ

そして私があまりにも惨めな逆先を見たかったので 珍しく 『これ着て♡』とねだる すると案外ホイホイ着てくれた

にしても
さすが手芸部 完璧すぎる

フリフリしていてリボンもたくさん散りばめられているそれは超可愛い



『な、なつめちゃーん！』


思わず抱きつく
今私の腕の中にいるのは男の逆先夏目ではなく女の子のなつめちゃんだ 天使だ


「ちょｯ!Aちゃンに抱き締められたり 名前で呼ばれるのは嬉しいけド、 相手が女の子のボクなのはショックだヨ……」

「なつめちゃん、似合ってますよ♪ んぐッ！」
「ウザイ」


なつめちゃんはすかさず拳で寄り添ってきた先輩のお腹を殴る、 なつめちゃんが天使だから別に文句はないけど


「ボクよりも、Aちゃンが着た方が絶対似合うよ」
『諦めて♪』
「いつものAちゃンじゃなイ……」


自分よりも少し高めの位置にある頭を撫で回す

すると 唐突に腰に手が回され腰をなぞられる

『ちょ、』

「ご奉仕、しなくちゃネ？」

耳元に寄って囁かれる


(開き直ってやがる……)

『こらこら、可愛い可愛いなつめちゃんがそんなこと言っちゃダメですよー』


「またこんな所でイチャつかないでくださいよ……」

お腹をさすりながら困り顔で先輩が立ち上がる

『イチャついてませんよ、なつめちゃんが甘えてくれてるんですよー♪』

「……」

『なに？』

「甘えるってことなら 今ならAちゃンに何でも出来るってことかナ？」

何かを鷲掴むようなポーズをしだすなつめちゃん

(ちょ、ちょっと止めようかなぁ？)


『ぎゃ、ぎゃああああ！！』


「やれやれ、仲が良いのは良いことですけどね……」

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