《旧》怪盗Aは立花 彩

☆9☆ ページ10

(Side アーヤ に戻ります！ by 作者)

質問の嵐だぁ〜！

でも厄介なのは黒木君と上杉君だね。

須美達と電話してる時、ずっと探ってたもん。

なんとか切り抜けるしかないか。

私の事、怪しいって思ってるのを、「誤解を招いてしまった」って事にしないと。


若「おいっ！ アーヤ、アーヤ、お前聞いてんのか！？」

わっ！！！

いつの間に……

小「アーヤ、大丈夫？ さっきからずっと若武が叫んでたけど……」

えっ、そんなにも！

若「アーヤ、KZを代表して俺が聞く。いつからスマホを持ってたんだ？」

彩「前の集合が終わって、数日後ぐらいに買ったよ」

嘘だよ。ずっと前から持ってた、いや、気がついたらあったかな？

上「なんですぐ、俺達に伝えなかったんだ？」

鋭い目で見てくる。

彩「最近忙しかったから、余裕がなかったんだよ」

若「じゃあ、今電話してきたのは誰だ？」

うーん、なんて答えれば……

彩「大切な人」

全−彩「「「「「！！！！！」」」」」

え、なんでビックリしたんだろう？

若「も、もしかして、アーヤ、か、彼氏だったりする？」

ぜんっぜん、違う！

あ、待って！

彩「そうだよ」

全−彩「「「「「かれしぃーーーーー」」」」」

よしっ、信じた！

これで黒木君&上杉君の誤解が解ける！

彩「そ、そうだよ」

やったー、信じたぞ〜！

黒「アーヤ、誤解してすまなかったね」

いーえいえ、これでもう良いのよ。

若「ち、ちなみに彼の名前は？」

彩「ひ・み・つ！」

このANSERが一番！

上「もう立花の家だ。別れようぜ」

うん！

彩「バイバーイ！」

全−彩「「「「「おやすみ / Good night 」」」」」

ふぅー、なんとか切り抜けた〜！

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Side 小塚

次の日、黒木から珍しく電話がかかってきた。

黒『小塚？』

小「何？」

黒「今日、アーヤ抜きでカフェテリアに集合だ」

小「え、アーヤ抜き！？」

黒『あぁ』

小「どうして？」

黒『カフェテリアで、だ』

一体どうしたんだろう？

黒『じゃあな』

小「うん」

黒木が深刻な声で言ってたって事だから、なんかあるか？

ま、今日のカフェテリアで分かるか。

さぁ、開成に行こう。

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